ジャスティン・ティンバーレイク（30）とTV番組『サタデー・ナイト・ライブ（SNL）』レギュラー出演者のアンディ・サムバーグ（32）が、レディー・ガガ（25）を交えて3P？　これは『SNL』番組でのギャグ・スキットでの出来事。21日、ティンバーレイクとガガという、今をときめく2人の人気者の「コラボ出演」で、同番組はシーズンフィナーレとしては過去7年間での最高視聴率を挙げた。

土曜深夜、「Live from New York, it’s Saturday Night！」のかけ声とともに始まるNBCのコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ（SNL）』。1975年から生放送されている「長寿お笑い番組」で、レギュラー出演してきたキャストからは、ダン・エイクロイド、ビル・マーレイからマイク・マイヤーズ、ウィル・フェレルまで沢山の俳優が巣立っており、「コメディの登竜門」ともなっている。

番組では、話題のスターがホスト役や音楽ゲストとして登場し、彼らの演じるおバカな「ギャグ」が見られるのもウリだ。21日に放送された36シーズン目のフィナーレでは、ホストにジャスティン・ティンバーレイク、音楽ゲストにレディー・ガガという「高視聴率コンビ」を迎えた。

ティンバーレイクと『SNL』レギュラーキャストのアンディ・サムバーグが、80年代のR＆B風の架空の曲を音楽ビデオに仕立て上げたスキット『3-Way』では、2人があご髭姿にサングラス、80年代風衣装で登場し、ニューヨークの街を闊歩する。2人はそれぞれ違う女性に呼ばれたと思ったら、ガガの家で鉢合わせする。ガガは「2人ともいらっしゃい。」とベッドに誘うと「（3Pが）クールと思ってくれるといいけど、男2人でも構わないよね？」と歌う。するとティンバーレイクとサムバーグが「彼女は“ゴールデンルール”を忘れてる。」と歌って返す。

その“ゴールデンルール”とは、「男性2人でも、真ん中にハニー（女性）がいる場合はゲイじゃない。」というもの。そして、ティンバーレイクとサムバーグが、ガガをはさんで「普段は男同士ではしないんだけど、今夜は特別さ。3人でコネクションを作ろう。」とベッドインする。

そこで、なぜか男2人の相性が合ってしまったらしい。一夜が明けてガガがベッドから抜け出し、朝食のシリアルを食べはじめても、ヘテロセクシャルなはずのティンバーレイクとサムバーグの2人は、まだベッドの中でいちゃいちゃと盛り上がっている。すかさずガガが「あんたたち、まだいたの？」と声をかけると、気まずい空気が流れるというのがオチ。

この『3-Way』は一夜明けるとすぐにさまざまなメディアでリピートされ、全米のお茶の間で「あれ見た？」と話題になる大成功スキットとなった。番組中にはこの他にも、ティンバーレイクが「ビール瓶」に、ガガが「ワインボトル」に仮装して対決した「リカーヴィル」というコントなどもあり、これらのギャグ・スキットが放送後に全て『SNL』の公式ウェブサイトで無料視聴できるところも、「ヴァイラル」化した大きな理由だ。普段は映画やコンサートでしか見られないスターの「おバカコント」がTVで見られるのは『SNL』だけ、という同番組のブランド力の強さを見せつけた今回の放送であった。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）