ホイットニー・ヒューストン(47)が、『パープル・レイン』でおなじみの歌手プリンス(52)の公演で、酔って大騒ぎするなどの行動が目に余るとし、プリンス側から「立ち入り禁止令」を食らっていたことが分かった。
薬物とアルコール依存症治療のため、リハビリ施設に通っていることを明らかにしたばかりのホイットニーだが、「リハビリを始めて正解だったかもしれない」と思わせるようなエピソードが浮上した。
芸能サイト『TMZ』が10日伝えたところによると、ホイットニーは過去数週間、数回にわたってプリンスのコンサートに酔っ払った状態でやって来て、プリンスのチームに「自分をステージに上げてよ。」と懇願したという。
5日にはその願いが聞き入れられ、プリンスの紹介で一度はステージに上げてもらい、ちょっと歌なども歌いダンスもしてみせて、ご機嫌だったというホイットニー。実はその裏でプリンス側は複数回にわたり、このリクエストを拒否していたというのだ。理由は「ステージに上がって、彼女が恥をさらしてほしくなかったから」というもの。彼女が公演会場で、アルコールや薬物を摂取しているところは目撃されてはいないものの、見た目にもへろへろでかなり酔っ払っていることは明らかであったらしい。
『TMZ』はこの「へろへろ」ぶりの証拠ともいえるビデオを入手し、ウェブサイトに掲載している。ビデオではVIPエリアと思われるアリーナ席で立ち上がり、大声でプリンスの楽曲を口ずさみ、拳を振り上げているホイットニーの姿が確認できる。かなりの上機嫌で、娘のボビ・クリスティーナ(18)と抱き合い、チークダンスをしながらコンサートを楽しんでいるが、背景に映った他の観客が静かにコンサート鑑賞をしているところを見ると、どう見ても場違いで、「酔っ払い」の二人がばか騒ぎしているようにしか見えないのだ。
この他にもホイットニーは、繰り返しコンサートのチケットを「ちょうだい」と要求するなどしていたといい、業を煮やしたプリンスは「ホイットニーは今後立ち入り禁止!」と通達したという。
仮にもホイットニーもアーティストなのだから、他のアーティストに迷惑をかけないようにしてもらいたいもの。このエピソードから見ても、やはり彼女にリハビリが必要なことは明らかだと言える。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)