エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「ベッキーが主役の訪問いらない」。ベッキーが見た避難所の「女性の問題」と「悲しい現実」。

今月初めに石巻方面の避難所を訪れたタレントのベッキー。そこで被災者の方々から「被災地や避難所の現状を、もっと伝えて欲しい。」と頼まれたという。そんなベッキーが4月7日付自身のブログで、避難所での女性の問題について述べている。

あらかじめ「ベッキーが主役になる訪問でしたらお断りします。」と、避難所のリーダーから言われていたというベッキー。

彼女は沢山の支援物資を届けたのだが、一番の目的は“子供たちに楽しい時間を過ごしてもらいたい。”ということだった。避難所の子どもたちと一緒に遊ぶベッキーの姿をテレビの情報番組で見たが、「わぁ~、ベッキーだ!」とみんな嬉しそうだった。

しかしそんななかでも実際に避難所の現状を目の当たりにしたベッキーは、伝えなければならない事実が山ほどあることを痛感したようだ。

まず「女性の問題」について。下着や生理用品などが足りていないという声が非常に多かったそうだ。そして驚くべきことに、枚数の少ない下着を洗濯して目立たぬように干していると盗んで行く人がいるという現実。犯人は男性だけではなく、女性もいるらしい。「支援物資は十分ではなく、みんな我慢して生活しているのに盗みをはたらく人がいることにショックを受け悲しんでいる」と女性たちはベッキーに訴えた。

震災後、タレントや著名人たちの被災地訪問が続いているが、前述の被災地のリーダーが言う通り、主役はタレントではない。もちろんベッキーも例外ではない。そのことを誰よりもベッキー自身が行動で示してくれた。

ベッキーはこれからも時間を見つけて、避難所を訪れたいと綴っている。今度行くときは女性向けの物資を可能な限り用意したい―と、仕事仲間の女性らに協力を呼びかけている。ブログからは彼女の固い決意が伝わってくるのであった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)