イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達・番外編】大統領選への出馬も表明していた人気ミュージシャン、ハイチで撃たれる。

昨年1月に大地震に見舞われたハイチは、次期大統領選挙の国民投票が20日におこなわれたばかりだ。そのような中、ある立候補者の応援で現地に滞在していた同国出身の人気ミュージシャン、ワイクリフ・ジョン(38)が投票の前夜に銃で撃たれ、病院に運ばれていたことが分かった。

31万人を超す死者を出したその大地震では、ジョージ・クルーニーらとともにテレソン番組を指揮し、大変な義援金集めに成功していたジョン。次期ハイチ大統領選への出馬を表明していたが、5年以上そこに暮らしている者という条件を満たさない上、思ったほどの人気を得られず、おまけに暗殺予告が数件届いてついに断念。同じく人気ミュージシャンで立候補者の、ミシェル・マーテリー氏応援へと姿勢を変えた。

ジョンがハイチ支援の目的で設立した慈善財団 “Yéle Haiti Foundation” の責任者ジョー・ミグノン氏がFox Newsに伝えたところによれば、ジョンは19日、首都ポルトープランス郊外のデルマス市でキャンペーン活動を行っていたという。しかしその夜11時過ぎに何者かによって右手を撃たれ、ポルトープランス市立病院に運ばれ、治療を受けた後に退院したそうだ。

代理人は早速、ツイッターを利用してファンらに「ワイクリフは大丈夫です。心配して下さった皆さん、ありがとうございました」とメッセージを送っている。ちなみに20日には、元大統領の夫人であるミルランド・マニガ氏とミシェル・マーテリー氏の一騎打ちとなる選挙が行われ、途中経過報告が31日、最終結果の発表は4月16日になる予定だ。

これまでも選挙やキャンペーン活動をめぐっては暴動や違反行為が多々起きている同国だが、暫定選挙理事会(Provisional Electoral Council)は、ハイチ復興のためにと多額の寄付を続けて来た有名アーティストに銃が向けられたことで、事態をかなり重く見ているという。

※ 東日本を襲った巨大地震と大津波、そして原発事故の発生から10日が経ちました。被災地で “漫才や落語が聞きたい” という声も出ていることを知り、【イタすぎるセレブ達】も復活を決めました。心は重いままですが、いつもの調子で頑張りたいと思います。悲しみのどん底にある皆さんに、現実を忘れる瞬間を少しでも提供出来ればと願ってやみません。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)