イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ハイチ大統領選立候補のワイクリフ・ジョンに、救援活動家らが「あいつはダメだ」の声。

今年1月に起きたハイチ大地震の甚大な被害において、ハイチ出身で米国の音楽界で活躍するワイクリフ・ジョンの呼びかけは、莫大な義援金を集めるに至った。この度、同国大統領選への立候補を届け出たジョンに、6か月もの間、現地の被災地救援活動にあたってきた俳優ショーン・ペンは、ダメ出しをして見せた。

実力派歌姫ローリン・ヒルを世に出したグループ「フージーズ」のリーダーとして、音楽プロデューサーとして、ソロ・アーティストとして、米国の音楽界で大活躍してきたジョン。

その力で「Yéle Haiti Foundation」を設立、被災地救援募金をいち早く呼びかけ、テレソン番組「ホープ・フォー・ハイチ・ナウ」ではジョージ・クルーニーとともにホストを務め、5800万ドルいう義援金集めに成功していた。

そして今ジョンは、「米国にオバマ大統領がいるように、ハイチにはこのワイクリフがいる。資金援助はもうたくさんだろう。これからは国を変えていく力が必要になる」とコメントし、国内での支持を訴えている。

だが、人道支援の立場から娘のディランさんと2月からハイチ入りし、救援活動を続けて来た俳優ショーン・ペンは4日、米CNNのインタビューを受け、ジョンの立候補を強く批判した。

「ワイクリフがしたいのは、世界を飛び回って重要人物と会談すること。つまり “特使” でせいぜいでしょう。何しろハイチの救援活動にあたっている者は皆、現場で彼の姿を見たことがないと言っています。寄付金だって、40万ドルを着服した疑惑すら囁かれているんですよ。寄付した人やそのお金の流れを、メディアもどうかしっかり見張ってやって下さい。」

ペンは、ダイアナ・ジェンキンスさんという慈善活動家とともに「Jenkins/Penn Haitian Relief Organization」という団体を立ち上げており、現地のゴルフ場を使用し、5万人以上を収容できるテントを持ったキャンプを運営。国連の潘基文事務総長の視察も受けている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)