大手芸能プロダクション、サンミュージックにはタレント班、歌手班などに分けられておりそのひとつにお笑い芸人班がある。実はその班が潰れそうになったというのだ。
芸能事務所、株式会社サンミュージックプロダクションが『サンミュージック』の正式名称である。1968年にビルのワンフロアの事務所でスタートした時の第1号タレントは、当時19歳の森田健作(現千葉県知事)だった。
彼のイメージが『太陽』であることから事務所名に『サンミュージック』とつけたのである。
現在のサンミュージックの売れっ子、ベッキー、塚本高史、カンニング竹山が2月28日放送の「SMAP×SMAP」に出演して彼らの所属事務所について語った。
サンミュージックといえば歌手では桜田淳子、松田聖子、早見優というアイドルスター、女優では安達祐実を輩出してきた。あの酒井法子も同事務所だった。そして今は人気タレントのベッキーや俳優、塚本高史が活躍している。
お笑い芸人もカンニング竹山をはじめ小島よしお、髭男爵、鳥居みゆきなどが知られるが歌手、タレント部門に比してビッグネームがいないのが現状だ。
カンニング竹山が明かしたところでは、その『お笑い芸人班』が無くなる寸前だったというのだ。
「誰も人気が出ずに、売り上げが無く潰れそうになった」と竹山は話すと「それを救ったのがダンディ坂野だった」と力を込めてその男の名を出した。
竹山は「ゲッツで売れてみんなの給料が払えた」とダンディ坂野が売れなければ、お笑い班はもうなかったと言い切ったのである。
ダンディ坂野は2000年のお笑いブームの初期に「ゲッツ!」のネタで一躍ブレイクしたが、今では一発屋として「ゲッツ!」を滑りギャグにしてなんとか生き残っている状態だ。
しかし竹山がそのダンディ坂野のエピソードを熱く語ったように、サンミュージックのお笑い芸人にとって彼は救世主だったのだ。
ちなみに竹山によると森田健作氏が千葉県知事となってから「千葉テレビにみんなよく出るようになった気がする」という。サンミュージックの初代スターの人気は今も影響力があるようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)