アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】給油中にドライバーがガソリンまみれに。店員から渡されたのはティッシュだけ。(台湾)

新竹県で6日夜、ひとりのバイクドライバーが給油しようとガソリンスタンドに寄ったところ、スタンド店員が給油をしている最中に突然給油ノズルが給油口から飛び出し、全身にガソリンがかかってしまった。しかし、スタンド店員がドライバーに渡したのはティッシュだけ。仕方なくその場を立ち去ったものの、考えれば考えるほどに納得がいかなくなったドライバーがメディアに訴えた。

この日、給油のため、よく行くガソリンスタンドを訪れたドライバーの男性。店員が半分ほど給油したところで、ノズルが飛び出した。驚いた男性はすぐにバイクから飛び降りたが、バイクはもちろん、ジャケットやズボンもガソリンまみれだったという。

男性の訴えに対してスタンド側は「男性とバイクをすぐにガソリンから遠ざけた」とし、危険回避のための処置は取ったと主張。男性にティッシュしか渡さなかったことについては「服が汚れたことを知らなかったからであり、汚れや損傷があったならば弁償する」としている。さらに、店員のミスについては、この店員は新人のため、角度調整などがはっきり分かっていなかったと説明した。

幸い、服が汚れただけで済んだからよかったものの、万が一引火でもしていたらと思うとぞっとする。新人のミスを新人であることを理由にする店の対応にも納得がいかない。それはつまり、店がきちんと教育していなかったということではないか。給油角度だけでなく、ガソリンまみれになったバイクをティッシュでどう処理するというのか。スタンドなのだから洗浄するくらいの対応はできただろう。服の汚れにしても、客の顔を見れば分かりそうなことである。

セルフ方式のスタンドが増える中、テキパキと動いてくれる店員のいるガソリンスタンドで給油するのは気持ちがいいものだ。「もうセルフでいいや」と思われないよう、”人がいる”強みをしっかりとつかんでおいてほしいものである。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)