エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】リンカーン企画『炊飯ジャー頭止め』は芸人も命がけだった!?

2月8日に放送されたテレビ「リンカーン芸人新年会 総勢49名の無礼講SP」の企画のひとつに『炊飯ジャー頭止め』というゲームがあった。見る限り負傷する危険性が高いと思われる内容で、ネット上で「やり過ぎでは」との声も出ている。この番組を放送したテレビ局では過去にも芸人が負傷した番組が少なくないのだ。

同番組はTBSの人気番組「リンカーン」のスペシャル企画として放送された。
後半に行われたビンゴゲームは、ビンゴを当てた芸人がチャレンジゲームをクリアすると賞品が手に入るという内容である。
賞品が炊飯ジャーの際に、ビンゴを出したのが中岡創一(ロッチ)、西田幸治(笑い飯)、出川哲朗の3人だった。

『炊飯ジャー頭止めチャレンジ』とは、およそ10mの急勾配の坂を滑り落ちる炊飯ジャーを下で待ち受ける芸人が頭で止めるというものである。
しかも芸人はヘルメットなど着用せず、素の頭で手を使わずに受け止めるのがルールだ。どう見てもその距離と勾配からして危険を感じる状態だった。

ロッチ中岡は炊飯ジャーが迫ると恐怖のあまり飛びのいたので無事だったが失格した。二番手の笑い飯西田は中岡が逃げた為に芸人として同じリアクションはとれない状況だ。
西田はなんと脳天で炊飯ジャーを受け止めたのだが反動でもんどりうって倒れこみ、ジャーも落下してしまった。
2人がすでに失敗して最後のチャレンジャーがリアクションの王者、出川哲朗である。彼は気合いを入れると、おでこでジャーを受け止めたがやはり反動で仰向けに倒れてしまう。
しかし、ジャーも反動で後ろに倒れて立った形となりその場にストップしたのである。これにより出川哲朗はこのビンゴ大会で唯一賞品を手にした。

ところがゲームが終了してまず、笑い飯西田が頭頂部を押さえながら「傷んだ桃みたいになってる」と口にしていた。また、その後出川哲朗も精彩に欠けておりMCの松本人志から「アレ以来、出川が一言もしゃべってないけど」と突っ込まれた程、元気が無かったのだ。
幸いにして大事には至らなかったのだが、一歩間違えば脳震とうや頸椎を傷める恐れもあったのではないか?

TBSではこれまでにも次長課長の河本準一が肋骨骨折、オードリーの春日俊彰が足首の骨折、TKOは木本武宏と木下隆行の2人がヤケドするなど負傷が続いているのだ。
そうした事態がありながら踏み切った今回の企画内容に対しては、ネット上でも視聴者から「やり過ぎだ」、「クレーム入れてやる」などの書き込みが見られる。
次の負傷者を出さない為にも企画内容については慎重に考える必要があるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)