2010年10月に無事男児を出産した女芸人くわばたりえ。彼女は現在、子育てに大忙しである。ブログ内でもかわいいわが子の写真などを載せたりし、一見「子育てが楽しい!」というイメージを持ってしまうが、実は彼女自身子育て中涙を流す日もあったと言う。
それは2月14日の自身のオフィシャルブログ「くわばたりえのやせる思い」に綴られていた。
「みんな頑張ろうっ!」という題名で、多くのママやママを目指す人たちに向けてエールを送っているものである。
くわばた自身出産しママとなってから、ブログ内のコメントにも「妊娠し無事出産を迎える事ができた」というものが多くなってきた。それを読むたび、彼女は自分の事のように喜ぶことが出来たと言う。しかし同時に悲しい報告もあったりすると、自分の事のように号泣してしまう事もあった。何故そこまで想えるのか。それは彼女が母となって知った「喜び」や「尊い命に対する想い」があるからだろう。また同時に子育てをしてみて、くわばた自身初めて知った辛さもあった。子供を出産し喜びもつかの間、その後は当然毎日てんてこ舞いの子育てが待っている。日々追われるような状況の中で、「最近は自分自身の1人の時間がなく、丸一日誰かに子供を預けて自由になりたい」と思い、号泣することもあったと言う。それは子育て中は多くの女性が経験する思いではないか。しかし子供がいる事が当然と考えているから、そんな感情が生まれるのだと彼女自身気付いた。悲しい思いをし辛かった方たちには心から笑える日がくることを願い、そして子育てが大変で仕方ないと思うママたちには、「大変やけど大変やと言える毎日に感謝し頑張ろうっ!」と多くのママやママを目指す女性たちに熱いメッセージを送っている。
確かに人は当たり前すぎる事にマンネリを覚え、刺激を求めてしまう事がある。平凡すぎる毎日がいかに幸せであるかを忘れてしまうのだろう。何かを求めて生きる事も確かに大切かもしれない。しかし今与えられている当たり前の景色や、傍にいてくれて当然となっている人たちの存在に、もっともっと感謝しなければならないのかもしれない。そうした忘れてしまいがちな想いを、くわばたりえは教えてくれているような気がする。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)