今月11日に女優のシャロン・ストーン(52)のロサンゼルスの自宅に男が侵入し、ストーカー的行動をとっていた事件で24日、裁判所から男に対しシャロンと家族への接近禁止命令が下された。男は偏執狂的な妄想を抱いており、統合失調症の可能性があるという。
芸能サイト「TMZ.com」によると、男の名前はブラッドリー・グッデン(38)といい、自分はヒラリー・クリントン国務長官の息子のFBIエージェントで、天才児として生まれ2歳の時に映画『英国王のスピーチ』の脚本を書いた、と主張しているという。また本名でなく、自分の名前は「ボビー・ジョー・クリントン」であると、クリントン姓を使った偽名を名乗っていた。
グッデンは今月11日にシャロンの自宅に侵入し、そこで彼女が帰ってくるのを待っているところを御用となった。何をしていたか警官に聞かれたグッデンは、自分の“母である”クリントン長官が、シャロン・ストーンから家を買い取り、“息子である”自分にプレゼントしてくれたので、はるばるオハイオ州からロサンゼルスまでやって来た、と説明。そして「ここは自分の家で、ここに住んでいる」と答えたという。
男は精神疾患があり、妄想癖があって統合失調症の可能性もあると専門家に判定された。そこでシャロンが「自分と子供達3人などの安全が脅かされ、恐怖である」とした裁判所への訴えが認められ、グッデンには、今後シャロンらから100ヤード(91m)以内に近づくことを禁止する命令が下された。しかしグッデンは精神判定が済んだ後も、まだ「自宅」と主張するシャロンの家に帰りたがっていたという。
先日もエレン・デジェネレスの自宅に侵入した女が、「ヒラリー」や「FBI」をダシにした大それた妄想を語っていたばかりだが、これは近頃のセレブ・ストーカー事件に共通した傾向なのだろうか? とにもかくにも、シャロンの男の子ばかりの養子ローン君(10)、レアード君(5)、クイン君(4)の3人に被害がなくてよかった。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)