エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ドアノブ少女の撮影、こんなところで行われていた。

ドアノブ少女をご存知だろうか。ネット中心で話題となっている女性とドアノブをテーマとした写真なのだ。男女から支持されファンも増えているがまだ見えない部分も多い。その撮影現場にテレビ番組が潜入した。

ドアノブ少女を企画、撮影しているのはイラストレーター、漫画家の吾嬬竜孝(あずまりゅうこう)さんと写真家のとうもろこしこと、えはらあいさんである。
昨年末12月27日に放送された『オードリー×オリラジ 裏ドリ』がその撮影現場をつきとめて、向かった。

撮影は都内のハウススタジオで行われていた。ハウススタジオとは一般宅を撮影現場として使用するもので、白い壁の普通の木造一戸建てが使用されていた。
今回現場を訪れたのはオードリーの春日俊彰オリエンタルラジオの中田敦彦の2人だ。出迎えてくれたのはジーンズ姿の黒髪が素敵な女性で、2人は「ドアノブ女の方ですか?」と勘違いした。実は彼女がカメラマンとうもろこし(えはらあい)さんだったのである。

ドアノブ少女のモデルにはセーラー服、OL風、メガネっ娘という姿の3人の若い女性が集まっていた。
早速、撮影の準備に入った彼女らはまずドアノブ周辺にシールを貼るなどしてシチュエーションを作りだした。
他にも準備としてはドアノブをきれいに拭くことを忘れてはならない。ドアノブ少女のポーズのほとんどは『ドアノブを舐める』からである。
ドアノブ少女を定義すると『少女がドアノブを舐めるという、非現実的な風景を映し出すアート作品』となるのだ。ただ、日々内容は進化しており『舐めていない』ものもある。

撮影前にはモデルの体勢を決めることも大切だ。舐める場合はひざまずくポーズが多いが、立った状態もある。
吾嬬さんは撮影前にその背景を考えることが必要だという。「モデルさんのバックグラウンドを感じさせるような撮り方を心がける」ことに注意していると彼は語った。
例えばこの日、撮影を体験した春日俊彰はセーラー服姿のモデルさんに「平日なのに学校に行かずサボった、反抗期の子」という設定をしたが、そういうことなのだ。

中田敦彦はOL風のモデルさんをひざまずかせずに立った状態でポーズをとらせた。
彼の発想による、立ったまま『ドアノブに手を添える』、『ドアノブにストッキングを巻きつける』、『ドアノブに膝を当てる』というポーズには吾嬬さんも「これは新しいですね」と感心していた。

すっかりドアノブ少女の世界に入り込んだ中田敦彦は体験を終えて「ドアノブと少女とのエロティック&アーティスティックな関係をファインダーで収めるということですね!」と自分なりの解釈をしていた。
吾嬬竜孝さんも苦笑して仕方なく「そうですね」と認めてはいたが「そんなひと言では表現できない」というのが本音のようだ。

実は同番組で渋谷の109前で街頭インタビューしたところ、女性72人中『ドアノブ女』を知っている人は0人だった。この段階では番組側も「ドアノブ少女」を『ドアノブ女』としか認識していなかったのだ。
ネット上では少しずつ話題となっているが、まだまだ知名度は低いのがドアノブ少女なのである。
だがHPでのモデル募集には応募も増えており、出版の話もあるらしい。今年はさらに知名度が上がりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)