“クイーン・オブ・ソウル” の名で人々の尊敬を集めて来たゴスペル系大物女性ソウル歌手、アレサ・フランクリン(68)。彼女が今、「すい臓ガン」と闘っていることが分かった。
10月まではレコーディングやコンサートに精を出していた彼女だが、先月、病気を理由に来年5月までの音楽活動の休止を発表していた。その病名は人々の予想よりはるかに悪いものであった。
早期発見が難しく、診断時にはすでにガン細胞が周囲にも散らばっていると言われる難治の病、すい臓ガン。この度、彼女の親戚がデトロイトのラジオ局WJBK Fox 2に話した内容によると、余命1年も難しいと医師から告げられたフランクリンだが、辛い治療にも前向きに挑み、最近も大手術を受けたそうだ。
また、入院中の彼女を4、5回見舞ったという有名な黒人指導者ジェシー・ジャクソン師は米AP通信に、「会話も精神力もしっかりしてます。体力作りだと言って、病院ではホールの階段の上り下りをしていましたよ」と話している。
グラミー賞に輝くこと20回。そしてビルボード・チャートのNo.1に輝いたヒット曲を20も持っている本当に素晴らしいフランクリン。昨年のバラク・オバマ大統領就任式典では、愛国歌『My Country, ‘Tis of Thee』を熱唱していた。
彼女の回復を願うゴスペル界の全ての人が、神様に向かって心からの祈りの歌を捧げたら、どうにかならないものであろうか。あまりにも残念でならない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)