先週、台北県中和市で小学生が消防署へ校外学習に訪れたところ、火災時の避難方法のビデオが、突然裸の男女の映像に切り替わり、児童たちを驚かせたという。
この日、60名の小学2年生の児童が台北県消防局南勢分署に校外学習に訪れた。消防署の会議室で「火災時の避難方法」を学ぶアニメーションビデオを見ていた児童たち。しかし、後ろに座った児童が、前の児童の頭で視界をさえぎられよく見えなかったため、消防署員はもう一度流すことにした。ところが、その際に操作を間違え、前回見ていたビデオが流れてしまったようだ。
一瞬、何が起こったのか分からなかった児童たち。数秒の沈黙の後、「わ!服着てない!」「気持ち悪い!」などの声が上がり、間違いに気付いた消防署員が慌ててビデオを消したという。さらに、もう1人の署員が児童たちを外へ出し、放水ゲームで気をそらせた。
過去に消防署の会議室でこんなビデオが流されていたなら、それも問題だろうが、この日は公用のパソコンが使用できなかったため、消防署員個人のパソコンで校外学習用のビデオを流したのだという。誤って児童たちにアダルトビデオを見せてしまった消防署員は、“非常に申し訳ないことをした”と学校側に謝罪している。
これについて学校側は、ビデオを見た後、児童たちに何ら影響は見られなかったことから、そのまま消防署見学を続けた。その後も児童たちに異常は見られていないが、今後異常に気付けばすぐにケアしていくという。
今やこどもからお年寄りまでがパソコンを使う時代。パソコンには生活が詰まっていると言っても過言ではなかろう。そんなパソコンを自宅以外でも使うなら用心が必要。人に見られたくないものにはロックをした方がよさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)