先月29日、中国黒龍江省牡丹峰スキー場で、「世界で最も寒さに耐える」ギネス記録保持者の陳可財さんとその友人、金松浩さんが裸で寒さに耐えるショーが行われ、観衆たちを驚かせた。

1989年から寒さに耐える鍛錬を始めたという陳さん。その名を慕って、金さんが牡丹江を訪れたのがきっかけで、2人の交流は始まったそうだ。2人は氷や雪の中で親睦を深め、互いに切磋し、寒さへの経験を積んできた。

今年3月、陳さんは氷を詰めた箱の中に1時間48分21秒立ち続け、「氷に耐える力」のギネス記録を打ち出した。金さんはハルビン市や沈陽市などを訪れ摂氏マイナス20度の屋外に裸で3時間立ち続けるなどの公演を重ねてきたという。2人は再会を果たすと裸になり、雪の上でサッカーをし、象棋（中国の将棋）をし、温まった体は雪で拭くなど、見ている方が寒くなる鉄人ぶりを見せた。

今回のショーは湖南テレビの番組だそうだが、撮影に訪れていたスタッフも実際に見る驚異的な耐寒力に感服したという。“寒さに強すぎる”彼らを現地では「耐寒奇人」と呼んでいる。
（TechinsightJapan編集部 片倉愛）