アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】頭が二つあるカメが誕生。(中国)

中国安徽省合肥市にある逍遙津ワニ公園でカメを人工孵化させたところ、頭が二つあるカメが誕生し、話題を集めている。奇形のカメが生まれた原因としては、もともと二卵性だったか発育時に汚染の影響を受けた、あるいは近親繁殖などの可能性があるという。

このカメは約3センチのブラジルガメ(アカミミガメ)の奇形で、一週間前に孵化したばかり。飼育員は「10数年カメを飼育してきたが、(頭が二つあるカメは)初めてみた。数十万分の1の確率」と話す。

ケースの中から取り出されたカメの赤ちゃんは、室外の小さな机の上で暖かな日差しを浴び、のんびりと4本の足を伸ばす。机に沿って円を描くも、頭が二つあるため重心が落ち着かず、数歩進んではフラフラし、最後にはひっくり返ってしまう。

珍しいカメの誕生に、飼育員は専用のケースを用意し、慎重に世話をしている。他のカメに比べて動きが遅いため、エサの時間も「この子が着いた時には、他のカメが全部食べ終わってる」と話す飼育員。いつも最後にエサをあげなおすのだそうだ。

頭が二つあるブラジルガメは普通のブラジルガメに比べると、その価値は数百倍にもなるという。今のところこのカメの健康状態は良好。専門家によれば、心臓機能に問題がなければ、普通のカメのように生きることができるという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)