私生活でゴタゴタが続き、“勇敢なヒーロー” のイメージをすっかり失った感のある俳優メル・ギブソン(54)。出演予定であった人気コメディの新作『ハングオーバー2』からの降板が決定した。
ロシア人ミュージシャン、オクサナ・グリゴリエヴァとの不倫が発覚し、7人の子をなした妻とは離婚。しかし、その後に彼の赤ちゃんを産んだオクサナや彼女の連れ子に暴力をふるったとして訴えられ、養育費、慰謝料などをめぐる泥沼裁判の真っ最中である。
大変なイメージ・ダウンに苦しんでいるメルは、新作『ハングオーバー2』に、タイ在住のタトゥー・アーティストとして出演することが決まっていたが、無念の降板。その代わりを、『シンドラーのリスト』で一躍有名になった俳優リーアム・ニーソン(58)が務めることを、本人がTMZ.comの電話取材に認めた。
今回の件では、制作者より共演者がメルの出演を嫌ったと言われており、一作目の『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』が大人気であっただけに、イメージとチームワークを優先させたものと思われる。米国の多数のメディアがこの話題を紹介しているが、リーダーからのコメントを見る限り、ニーソン70%、ギブソン30%という支持率となっている。
この “ニーソン人気” に気分を良くしたのであろう、当初は「多忙なスケジュールの合間をぬって1日限りのカメオ出演でOK」というオファーであったそうだが、彼の代理人はその後、「もう少し撮影内容は増える予定です」と発表してニーソンのファンを喜ばせた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)