エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】父・尾崎豊を超えるか。尾崎裕哉が歌う、聴くものが凍りついた「I LOVE YOU」伝説。

今も多くのファンを持つ故・尾崎豊の息子、尾崎裕哉(ひろや)が10月よりラジオパーソナリティとなる。またCMでは父の名曲「I LOVE YOU」を歌っておりどちらも話題となっている。実は彼はこの曲を歌って観客を感動させた実績があり、関係者には伝説となっているのだ。

1992年4月に亡くなった伝説のロッカー尾崎豊(享年26)の息子である尾崎裕哉は現在21歳。慶応義塾大学環境情報学部に在学中の彼はこの秋から忙しくなりそうだ。
本日10月2日からFMラジオ『CONCERNED GENERATION』(InterFM毎週土曜 午後4:30~5:00)でパーソナリティを務める。また、同時期にクレジットカードのCMで父・尾崎豊の楽曲「I LOVE YOU」を歌う彼の歌声が流れている。
単に話題性があるというだけでなく、そこからは彼がいよいよ本格的に活動するという意気込みが伝わってくるのだ。

尾崎裕哉は昨年9月にあるコンサートで「I LOVE YOU」を歌ったことがあり、高い評価を受けたことがある。9月30日に放送された「DON!」に出演していたバイオリニストの高嶋ちさ子がそのコンサートの企画をしていたのだ。彼女は当時のことを熱く語っていた。

昨年の9月4日に開催された「めざましクラシックス(めざクラ)」の49回目公演にシークレットゲストとして登場したのが尾崎裕哉だったのだ。まだ知名度は無いので尾崎豊の息子という肩書きで紹介されたのは仕方ないところだろう。
この「めざクラ」は高嶋ちさ子と軽部真一(フジテレビアナウンサー)が企画、出演して長年続くものだが、ここに何とか尾崎裕哉を呼びたいと考えた高嶋ちさ子が知人のつてで彼の母つまり、尾崎豊の妻に話をつないでもらい実現したのである。
尾崎裕哉本人はいたって気さくな好青年だった。「I LOVE YOU」を歌って欲しいという依頼も快く引き受けてくれたのである。
高嶋ちさ子の当時のブログによると彼は「僕まだプロじゃないから…緊張するな~」と言いながら歌い始め、途中で歌詞を忘れそうになり高嶋がひやひやする場面もあった。だが、それも「ゲップが出そうになったら、歌詞がとんじゃいました~」とまったく動じない様子なのだ。
何より驚いたのは彼の歌声が父親にそっくりなことだった。「あまりにも父の声に似ていたので観客が凍りついたように聴き入ってしまう場面もあった程」と高嶋は証言した。

彼は「Music Saves the Earth」というプロジェクトを大学で創っており、音楽を通して世界の社会環境作りに貢献するという志をもっているのだ。今回、ラジオパーソナリティを務める番組も日本に住む外国人も楽しめる内容というのがテーマであり、英語によるトークや海外の楽曲も多く流すことになる。

音楽家の高嶋ちさ子が感じたところでは「彼はこれからオリジナルも含めていろいろな曲を歌っていくつもりだと思う」と話していた。尾崎裕哉のCDデビューも遠いことではなさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)