エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】あと30秒で命はなかった。ココリコ遠藤が思い知ったよしもと職員の怖さ。

お笑いコンビ、ココリコの遠藤章造は吉本興業東京本社所属の芸人だ。吉本興業の系列によしもとクリエイティブ・エージェンシーがある。遠藤はある日その職員とゴルフに行って大変な目にあったというのだ。

よしもとクリエイティブ・エージェンシーに勤める田島雄一氏はあのダウンタウンのマネージャーをしたこともある人物で、芸人たちからもよく知られている。
10月15日放送の「人志松本の○○な話」の中で遠藤章造がその田島氏にまつわる恐怖の出来事を明かした。
ある日遠藤は仕事の隙間を縫って時間を作りゴルフに行く事にした。彼はよく知る田島氏にゴルフ代は自分がもつからと車の運転を頼んだのだ。田島氏も「全然、イイですよ」と快諾してくれたのである。
木更津のゴルフ場でプレイを楽しみ、帰る前に遠藤は夕方6時から生放送があるので田島氏に運転を頼み助手席で寝かせてもらうよう断った。田島氏も「いいですよ」と快く返事して運転してくれた。帰路、遠藤は眠っていたのだが高速道路に入った辺りで異変に気づいた。
アクセルの踏み方が「ヴォン、ヴォンッ、ヴォン…」と小刻みにエンジンをふかしているような感じなのだ。遠藤は目を開けて隣で運転している田島氏を見て血の気が引いた。彼は両腕を横にたらしてシートに寄りかかった体制で天を仰いで居眠りしていたのだ。「タジマーーーーっ!!」と遠藤が叫ぶと、彼はサッと起きてハンドルを持ち何食わぬ顔で運転しだした。「お前寝てたやろ!?」と遠藤が怒ると彼は「いえ、寝てません」と白々しく答えた。

もし、気づくのが30秒遅ければ大事故になり2人の命は無かったところだ。遠藤が「お前、頼むわ! ホントに大丈夫か?」と念を押すと彼は「全然大丈夫です!」といつもの調子で答えた。さすがにもう大丈夫かなと遠藤もまた運転を任せたのである。
だが遠藤は用心のため寝たふりをしながら薄目を開けて田島氏を見ていると、やがて彼は船を漕ぎ出して、やはりアクセルを「ヴォン、ヴォンッ」と小刻みに踏むと両手をたらして背もたれによりかかり天を仰いだのだ。
遠藤は慌てて彼を叩き起こすと、路肩に車を停めさせて運転を代わったのである。助手席に移った田島氏は渋谷に到着するまで爆睡したのだった。

遠藤にしてみれば間一髪で命拾いしたようなものだ。後日遠藤が吉本興業に行った時に田島氏の上司に会ったので「田島の居眠り運転で危ないところだった」と忠告した。
するとその上司はさほど気にせずに「田島やろ。アイツ会議でもよく寝るねん」とあっさりと聞き流してしまったのである。この上司故の部下のあの行動かと遠藤はまたしても血の気が引く思いだった。
以来、遠藤は田島氏とは口をきいていないそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)