身長差152センチ “世界一背の高い女性”と”世界一背の低い女性”が初対面…
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雄大な景色の中で、のんびりと草を食む牛の群れ。そんなのどかなイメージがある牛だが、最近は人間が牛に襲われる事件がスイスで多発しているという。
スイス南東部の村Obersaxenに住む51歳の男性が水飲み用の入れ物を洗ってた時に、900kgもある雄牛が彼に突然接近し、襲いかかった。
また、これと同じ日にチューリッヒ近郊の町Feldbachで、農業従事者が彼の飼っている雄牛を繋ごうとした際に襲われた。
雄牛だけでなく雌牛に襲われる例もある。スイス中央部の町Obbuergenでは、牧場で仕事をしていた2人の従業員に突然、1頭の雌牛が襲いかかってきたという。
こうした牛達の行動について専門家は、人間の牛に対する間違った振る舞いが事故を引き起こしていると分析している。
本来、スイスの牛達はとても大人しいのだという。普段は牛達が人間と接する機会が元々少ない。それに加え、人間の手でされていた毛繕いが現在では機械に取って代わられた為、人間との接触に慣れていない牛が最近になって増加した。こうした牛達は、人間のちょっとした仕草を見ただけで、威嚇されていると本能的に感じてしまうのだという。
そのため専門家達は、牛と遭遇しても触ろうとしないように、またアイコンタクトは絶対に避け、威嚇的な態度はとらないよう、注意を呼びかけている。
スイスは日本でも人気の国であり、旅行者の中には山登りを楽しむ人も多い。その際にはどうか十分に注意して欲しい。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)