赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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2年前の2008年に、ゴミがナポリの街にあふれ出し、問題になったニュースをご存知だろうか。最終的にイタリア軍が出動、街中のゴミを処理したことで問題は沈静化したように見えた。だが最近になって、街の通りに再びゴミの山ができ始めているという。
これは、雇用状況に不安を感じたゴミ処理場の従業員達によるストライキが原因となっている。その結果ゴミが収集されず、ナポリの街中に積まれたゴミの山が日を追うごとに高くなっているという。その量は何と800トンにも及んでいるのだが、これでも2年前のゴミよりは遙かに少ないとのことである。更に、何者かが夜中にゴミ収集車に火をつけたり破壊するといった暴動も発生しつつあるという。
現在、ナポリ周辺にあるゴミ処理場はそのストライキが発生している所しかない。その為、政府は新しいゴミ処理場の建設をナポリ近郊の町に予定しているのだが、周辺の住人はそれに反対し、そこでもまたデモが発生するという始末である。
こういった状況であるから、ゴミ処理に関する問題はまだ何も解決されてはいない。これ以上の暴動が起こらないように警察が出動し、ゴミ処理業者やゴミ収集車の警備にあたっている。ナポリが2年前のようにならない為にも、一刻も早い解決を祈るばかりである。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)