エンタがビタミン

writer : testjournalist

【エンタがビタミン♪】「モデルの“逃げ道”捨てた」。“30代新人女優”吉瀬美智子の凄すぎる存在感。

モデルやタレントとして活躍後、30代に入ってから女優に転身した吉瀬美智子。役者としては遅いデビューだったが、その艶やかな魅力で今やドラマで主演を務めるほどの人気女優となった。「30代の新人女優」という希有なポジションから出発した彼女だが、その存在は常に“浮きまくり”だったというのだ。

アシスタントを務めた「噂の!東京マガジン」(TBS系)では紅一点ということもあり、一際番組でも浮いていた。明らかにアシスタントの役割以上のオーラが出ていたのである。端役からのスタートだった役者の仕事もエキストラとは思えない存在感を放っていたため、演出側も喋らせるしかないという判断を下した。

当時共演した唐沢寿明からも「浮いてる」と、台詞がないのがおかしいほど目立って仕方がなかったようだ。

しかしおかげで徐々に台詞は増えていったという。その度にまた注目を集め、次から次へとオファーが舞い込んだ。本格的に女優デビューをした2006年だけで一気に4本ものドラマに出演を果たしたのだ。色気のある役からミステリアスな役、時にはドイツ人の役まで。彼女の浮いてしまうほどの存在感は役者になって活きてきたのである。

長い下積み時代があったわけではない彼女を「遅咲き」という言葉で括るのは不相応かもしれない。“新人女優”としては順風に帆をあげてきたのだ。
9月3日放送の「A-Studio」(TBS系)でそんな浮いたエピソードを披露した吉瀬美智子だが、もはや彼女は“浮いた”美人ではなく“華のある”女優として活躍している。

モデルという逃げ道があることを演出家に指摘されたことで、女優に専念する決意を固めたという。それまでの肩書きを全て捨て、「浮いてしまう存在感」も「30代の新人女優」も自分の武器に変えることで活躍を続ける彼女は、同世代の女性に勇気を与えるだろう。縁や旧交を大事にし、「人生一回きりだからやりたいことをやってる」と語る姿勢は好感を誘うものである。

この日、吉瀬美智子と初対面だった司会の鶴瓶は、その魅力に「クラッときた」そうだ。収録の終わりの際には飲みに誘っていた。やはり男性からの支持も申し分なさそうである。
(TechinsightJapan編集部 和田一蔵)