俳優・武道家である藤岡弘、が自身のブログ内であまりの好奇心旺盛さゆえに「死にそうになった」経験を告白している。
藤岡弘、と言えば1971年に仮面ライダーで多くの子供たちに夢を与えてくれた元祖ヒーローである。彼はセクシーな声と男臭さとは裏腹に、笑うととってもキュートなところが魅力である。そんな藤岡、実は武道家としてもとても有名なのである。柔道は勿論、空手、刀道など多くの武道に精通しているというのだ。まさしく侍である。
そんな侍・藤岡が若かりし頃経験した「好奇心旺盛で死にそうになった経験」とは一体なんであろうか。
それは自身のブログ「藤岡弘、の侍道」で告白している。しかもテーマは「サムライの道」ときたから、藤岡の人並み外れた武勇伝に期待してしまう。小さい頃から好奇心旺盛だった藤岡だが、それは成人になっても変わらなかった。飛行機の国際ライセンスを取得するため、アメリカで単独飛行をした時こと。単独飛行とは教官も乗せず一人で飛行することで、藤岡は一人でアメリカの広い大地の上空を飛んでいた。
するとまくしたてるような早口の英語で無線が入ってきたという。よく聞いてみると、近くで竜巻が発生したので避難するようにということだったのだ。普通だったら大人しく引き返すことだろう。しかし侍・藤岡は違ったのだ。
「危ないかな?」と思いながらも、「竜巻を見たことはないな。」と幼いころからある好奇心がムクムク脹らみ、自ら危険な現場に近づき竜巻を見に行った。実際初めて見る竜巻に興奮したものの、間もなく乱気流にのまれ揺れまくる機内でかなりの恐怖を感じたと言う。
「君子危うきに近寄らず」と竜巻に近づいたことに酷く後悔している様子で、「無知は身を滅ぼす…」と改めて自分がしてしまった危険について振り返っている。
そして最後はブログではお約束の「合掌、藤岡弘、」と綴っているものの、そんな危険な体験の告白後の「合掌」は何だか切なく感じてしまうのは記者だけであろうか。藤岡の「愚かな若かりし頃の自分への合掌」に感じてしまう。これからも侍・藤岡の武勇伝に注目である。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)