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戦場カメラマン渡部陽一はおよそ130か国で取材を行っている。その主な地域は紛争地帯であり危険と隣り合わせなのだ。そこには彼のような戦場を取材するジャーナリストが世界各国からやって来る。ある時様々な国のジャーナリストらが顔を合わせる機会があった。8月12日のテレビ「笑っていいとも!」に出演した渡部陽一はその時の様子を話した。
紛争地域の取材活動で束の間の団欒の場に集ったジャーナリスト達から「世界でどの国が一番酒が強いか」という話題となり酒を飲み比べることになった。
その時の参加国はフランス、イタリア、イギリス、ブラジル、チリ、そして日本だ。渡部陽一はもちろん日本代表でアジア圏からの参加は彼だけだった。酒は500mlの瓶ビールで、何本飲めるかを競うという簡単なルールで開始された。
「体調万全で臨んだ」という渡部陽一は彼なりに調子よくビールが進んだが、8本目を飲みだすと途中で吐いてしまい、ギブアップしたという。最終結果はフランスの女性リポーターが21本、フランスのカメラマンが24本とフランスが善戦して、イギリスのジャーナリストが26本で優勝となった。日本は7本で最下位に終わった。
やはりヨーロッパのビール好きは歴史に裏づけされた強さがあるようだ。
日々命がけで取材を敢行する彼らにとってこうした時間は生きていることを実感できる貴重なものなのだ。
ただし、紛争地帯の多くはイスラム教徒が多い地域なのでお酒を飲める場所は限定されている。渡部陽一は酒を飲むときは十分な注意が必要だと付け加えた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)