プロレスラー佐々木健介の奥さんは、元女子プロレスラーの北斗晶であり、“鬼嫁”として知られる。その2人が結婚して15年目となる今、佐々木健介が北斗晶と結婚に至った驚くべきエピソードを明かした。
中学、高校と柔道で鳴らした佐々木健介は、卒業すると人気絶頂だった長州力に憧れてプロレスの世界に入った。一方、北斗晶は高校の卒業を待たずに全日本女子プロレスに入り活躍していた。
当時、プロレスといえばアントニオ猪木がカリスマ的な力を持っており、彼が北朝鮮とプロレスで交流しようと日本から男子、女子のプロレスラーを引き連れて平壌でイベントを行ったことがある。
その時に、佐々木健介、北斗晶も参戦していたのだ。8月放送されたテレビ「ライオンのごきげんよう」(フジ)に出演した佐々木健介はその時の出会いから2人は結婚に至ったことを話した。
彼が北斗晶に一目惚れしたという話は耳にしたことがあるが、豪快なプロレスを見せてくれる2人だけにその出会いも想像を上回るものだったのだ。
男子によるプロレスと女子プロレスはほとんど接点がなくファン層も違ってくる。健介も女子プロレスに関してはほとんど知らず、この時初めて女子プロレスの雑誌を見てみた。
ところがページをめくっていると「怖いメイクをした娘」の写真が多いのでそこはすぐに飛ばして読んだという。実際には優しくて気のいい彼らしい反応だ。
やがて、試合も終了して打ち上げとなった。すると佐々木健介の横に女子プロレスの娘が座ったのである。彼はその彼女を見たときに一瞬で「俺はこの人と結婚するな」と直感したのだ。彼は『なぜだか分からない。タイプもまったく違うのだが、とにかく直感だった』と当時を振り返る。彼女は名前を北斗晶と言った。
帰国して1か月後に2人は結婚した。一般では考えられないスピード結婚なのだが、北斗晶も彼のプロポーズを一発でOKしたというのでやはり感じるものがあったのだろう。
そして、結婚して間もなくのことだ。佐々木健介の同僚が『なぜ、北斗晶のような気の強い女性と結婚したのか…』と不思議に思ったのだろう。「彼女、普段は“デンジャラスクイーン”と言われてるけど、知ってる?」と彼に確認したのだ。
その時ようやく佐々木健介はあの女子プロレス雑誌の「怖いメイクした娘」の写真と北斗晶が頭の中で結びついたのである。彼は北斗晶が悪役の怖い娘だったことよりも、その出来事が信じられなくてショックを受けたという。
この2人、実はお互いに尊敬しているようだ。当時、北斗晶もプロレスを続けたがお互いの得意技を教えあい、それぞれがリングで披露していたのである。
実生活では北斗晶は鬼嫁であることは事実だが、子育てや家事、さらには事務所の経営とやることをやった上での君臨なので健介も従うしかないようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)