エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】堺雅人の笑顔が消えた、草なぎ剛の止まらない失言。

「笑顔で喜怒哀楽を表現する男」と呼ばれる堺雅人。彼の笑顔は演じる役柄によって変わり、人を見下すようにも、拒んでいるようにも、包み込むようにも見える。だが、そんな堺雅人が笑顔を忘れて真顔になる瞬間を見た。それは草なぎ剛の言葉がきっかけだった。

バラエティにはあまり出ないという俳優・堺雅人が、8月23日放送の「SMAP×SMAP」の「BISTRO SMAP」を訪れた。堺と言えばその笑顔がトレードマークである。この日も終始微笑みをたたえ、穏やかな印象であった。

だが、トーク番組は苦手で「周囲をシーンとさせてしまう」と堺は言う。木村拓哉は堺とドラマ「エンジン」で共演した時に、「趣味はなんですか」と聞いたところ「苔を育てています」と答えが返ってきて、会話が続かなくなってシーンとしてしまったというエピソードを紹介した。「あのときは緊張していた」と当時を振り返る堺は、シャイな一面も見せた。
NHK大河ドラマ「新選組!」で共演した香取慎吾は堺のことを「親戚のお兄さんという感じで、頭が良くて、なんでも教えてくれる人」と評した。堺の人間性をうかがうことができるだろう。
そんな堺の笑顔が消える瞬間があった。それは、草なぎ剛との会話で始まった。

堺の映画が好きでよく見ているという草なぎは「この間、『南極日記』という映画を見ました」と言った。それは「南極料理人」というタイトルが正しいのだ。堺に間違いを指摘されて、「『南極日記』という韓国映画があるから混乱してしまった」と言い訳をする草なぎ。このときはまだ堺も笑っていた。他に「“王様”のやつも好き」と草なぎが言うのだが、これは「クヒオ大佐」のことで、“王様”と“大佐”を間違えたようである。
「『すごく見てます』と言う割にうろ覚えですね」と堺に笑顔で皮肉を言われて、「ぼくはタイトルにはこだわらない。でも、堺さんの演技はすごく好きなんです」と草なぎは言い返した。

さらに、どの映画が一番好きかと聞かれて、また「南極日記」とタイトルを間違えた上に、「まさかあの映画で感動するとは思わなかった」と失礼な発言をする草なぎ。さすがの堺も驚いて真顔になり、「料理人が南極に行って大変な思いをするすごい映画ですよ」と言った。感動するのが当たり前の映画なのである。

初対面なのに失礼だと中居正広にとがめられると、草なぎは「どう見るかは個人の感想だから」と今度は開き直った。
このように失言が止まらない草なぎであったが、堺が笑って「友達になれそうです」というフォローをしてこの場は円満におさまった。大人の対応である。

だが、このあと堺は草なぎ・稲垣チームではなく、木村・香取チームの料理を選んだ。本当は草なぎの発言を根に持っていたのかもしれない。あの堺雅人の笑顔を消した男、草なぎ剛、恐るべし。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)