エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「妄想が現実に」。森口博子の“引き寄せる力”が起こした3つの出来事。

「引き寄せの法則」が話題となったことがある。この場での細かい説明は省略するが、自分が成功する姿を具体的にイメージし続けると本当に成功するというような内容だ。歌手、タレントの森口博子もそんな妄想好きの1人。これまでに何度か自らの妄想が現実になったという。

森口博子は「NHK勝ち抜き歌謡天国」での準優勝をきっかけに歌手デビューしたほどの歌唱力を持つが、ヒット曲にはめぐまれずバラエティなどで他の歌手のものまねをして人気を手にした。「元祖バラドル」といわれるのもそのためだ。
しかし、1991年に出した『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』(劇場版アニメ『機動戦士ガンダムF91』の主題歌)はオリコン9位のヒットとなり、彼女の代表曲となる。

実は、この歌こそが不思議な出来事に大いに関係するのだ。7月30日にテレビ「ごきげんよう」に出演した森口博子はあるエピソードを話してくれた。
数か月前のことだ。彼女の周囲でいろいろな出来事が重なり、かなり落ち込んでいた時期があった。彼女はフジテレビのメイク室で準備していると辛い思いがこみ上げてきて『今誰かに声をかけられて“森口頑張ってるよね”なんて言われたら泣いちゃうかも』などと考えていたのだ。

そこに偶然入ってきたのが北斗晶だったのである。「おはようございますっ」というその笑顔はキラキラと輝き、何か特別なものを感じた。森口には妄想する癖があり、この時も『北斗さんが“森口さんのファンなんですよね”とか言われたら気分が上がっちゃう』とイメージしていた。すると北斗が森口の隣に来て、彼女の方を向いて座ると「森口さん。私、森口さんの曲大好きなんですよ」と言ったのである。

偶然とは思えない出来事と、辛い気持ちが救われたことで森口博子は大粒の涙をぼろぼろ流したのだった。
実際、北斗晶のひと言は決してお世辞ではないのだ。北斗が現役レスラー時代にメキシコ遠征に行く際に『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』のCDを持って行ったのである。

「飛行機の中で不安な気持ちをこの曲に救ってもらいました」と北斗は当時のことを話したのだ。さらにはメキシコでもこの曲にずいぶん助けられたという。森口は、自分の方こそ辛い思いをしていた時に声をかけてもらい救われたという旨を北斗に打ち明けた。お互いに励まされて2人そろってガッツポーズをしたのだった。

これだけならば、まだ単なる偶然かとも思えるが「妄想→現実」エピソードはまだ続く。
今年の2月3日、節分の日のことだ。いつもは母も来てくれて豆まきをするのだが、その母が昨年病にかかってしまった。

自分1人だけでも豆まきはやろうと考えた森口は近くのスーパーへ行ったがすでに豆まき用の豆は売り切れていたのだ。諦めきれずに続けて3軒のコンビニを回ってようやく見つけたが“砂糖でコーティング”したタイプの豆だったのである。それでは満足できず、彼女はまた初めのスーパーへ戻り“料理用の大豆”を買おうと考えた。しかし、それも売り切れだった。

「もし、今年、豆まきができなければ、私はもっと落ち込むに違いない」とその時思った森口。すると、また彼女の妄想が始まったのである。
『ここでお店のお兄さんが“これ、ボクが自分用に買っておいたんですけどよかったら”って豆まき用の豆を持ってきてくれたりして…』

すると信じられないことにスーパーのお兄さんが「ちょっとまってください」と奥から“恵方巻きに付けるオマケの豆”だという三角袋に入った豆を持ってきたのだ。あまりのありがたさに森口は何度も「お金払いますから」と申し出たが、売り物ではないからと無料でくれたのである。

そんな話をした森口はさらに続けた。前述の北斗晶とのエピソードをフジテレビ内で体験した彼女は「“ごきげんよう”でいつか話させてもらおう」と考えていたのである。
そしてこの日7月30日放送分の同番組に出演するとなんとその回のゲストは北斗晶の夫である佐々木健介だったのだ。これが3つ目の出来事だ。

こうして半年以内に森口博子が妄想したことが3度も現実に起こっているのだ。彼女に“引き寄せる力”のようなものがあると考えたくもなる。
しかし、歌のヒットや結婚相手というおそらく最も叶えたい願いについては実現していないようだが、妄想が足りないのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)