J-POPデュオグループ『ゆず』がインディーズ時代に出した1stミニアルバム「ゆずの素」を7月14日に再リリースする。同アルバムに対して北川悠仁、岩沢厚治の二人がコメントしたのだが、なにしろデビュー時の思い出が詰まったアルバムだけにかなりテンションが高かった。
ゆずは同時期の7月15日から「ゆず2人だけの弾き語りライブ YUZU LIVE CIRCUIT 2010 SUMMER『FUTATABI』」もスタートする予定で、現在はそのツアーリハーサル中だという。6月24日放送のFM福岡「モーニングジャム」で二人からのメッセージが紹介された。今回のツアーはゆずの二人だけで弾き語りするという原点回帰ともいえるもので、それに合わせて再リリースされる「ゆずの素」への二人の熱い思いが伝わる内容だった。
1997年10月25日に彼らのデビューアルバムとして世に出た「ゆずの素」はインディーズとしてリリースされたもの。彼らがストリートミュージシャンとして伊勢佐木町・松坂屋前などでファンたちに支えられた頃の思い出が詰まった1枚なのである。
収録されている楽曲もその頃の路上ライブをマイクで録音した「てっぺん」、「する~」、「地下街」、「ろくでなし」、「岡村ムラムラブギウギ」などが含まれている。これらには周囲の雑音も入っており、それだけに当時の雰囲気が伝わってくるのだ。
二人はインディーズとして出した同アルバムがメジャーから再リリースされることについて「とにかくめでたい」と喜びを表すと、とんでもないことを発表した。「めでたいので、今回の『ゆずの素』にはさらに秘蔵音源をつけようと思います」というのである。「ゆずの素」がレア音源ともいえる内容であるのに、さらにレアな音源が付いてくるのだ。しかし、ゆず自身にとってこれらの音源は懐かしくもあるが今の彼らからするとやはり未熟に感じるようで「“誰一人予約するんじゃねえ!”と言いたい恥ずかしい音源ですが」と本音を明かしていた。
今回付いて来る秘蔵音源とは、ゆずのオフィシャルサイトによると“初回特典スペシャルCD 1997年8月31日路上録音「夏色」”ということである。「夏色」といえば彼らの1stシングルであり、今やLIVEでの大定番曲である。その路上音源も付く今回の「ゆずの素」はファンにとってはたまらない一枚となりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)