エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】Miss Mondayが結婚式でサプライズライブ! やさしさあふれる「ウェディングバラード」は結婚式の定番ソングとなるか?

6/27(日)、リビエラ東京(池袋)で行われた結婚式でMiss Mondayがサプライズライブを行った。このライブは新郎・川瀬誠人さんが、ぜひMiss Mondayの歌を新婦に贈りたい、とのことで実現したサプライズライブ。Miss Mondayは「ウエディングバラード」「シアワセの種」の2曲を二人のために熱唱した。このサプライズプレゼントを全く知らされていなかった新婦・美和子さんは、Miss Mondayの歌声に涙ぐむ場面もあったとのことだ。「ウェディングバラード」は、新しく結ばれるカップルに向けて贈るのにふさわしい曲だが、新しい“結婚式の定番ソング”となるだろうか?

日本人女性ラッパーの先駆けとして2000年代を切り開いてきたMiss Mondayが、次のディケイド(10年)に向けて放ったニューアルバム「Beautiful」は、彼女が築き上げてきたナチュラルで前向きな言葉とメロディーを散りばめたステキなアルバムだ。

本アルバム収録の曲は、どれもMiss Mondayの確かな歌唱力と自然なライミングが印象に残るがその中でも6月といえばジューンブライドにふさわしい曲を紹介したい。新しく結ばれるカップルに向けて贈る、そのタイトルも「ウェディングバラード」である。YouTube(http://www.youtube.com/watch?v=VV7nOBBUoyM)で、一般の人から結婚式の写真を募集して作った映像をバックに、この曲を聴くことができるのだが、曲のやさしさと幸せに満ちた新郎新婦の笑顔が印象的だ。

結婚式向けソングというのは、昭和の時代から「結婚式の定番ソング」の座を勝ち取れば、ロングヒット間違いなしという分野であった。しかし、21世紀の今、求められているのはニューカップルの友達ひとりひとりの思いが込められた祝福の歌である。

というのも、カップルに贈る祝福の言葉というのは、ありそうでなかなか見つからないものである。「おめでとう」「お幸せに」などはアタリマエで祝福になっていないし、上から目線で言う「結婚のオキテ」も嫌われる。心から祝いたいのに、言葉が見つからない。そんな友人たちのもどかしい思いを、Miss Mondayが優しく歌ってくれる。

特に印象に残るフレーズがある。それは「【ありがとう】を重ねて少しずつ幸せになれる」だ。きっとMiss Monday自身は普通に思いついた詞なのだろうが、このワンフレーズこそ幸せな結婚の秘訣を語っている。こんなにもナチュラルに幸せのカタチを表現できるシンガーが他にいるだろうか。

「ウェディングバラード」ばかり紹介してきたが、Miss Mondayは同じ系統のミュージシャンたちからの評価が高いシンガーだ。今回のアルバムでもフィーチュアリングアーティスト陣の豪華さを見てもそれは明らかである。 Kj from Dragon Ash、森山直太朗、PES from RIP SLYME、MONGOL800、Salyu、SHOCK EYE from 湘南乃風など。

7月には東京・渋谷を皮切りに宮城、大阪、名古屋で、それぞれ多彩なゲストを迎えてワンマンライブが予定されている。ありがちな“無理ノリ”ラップや、感謝しまくりHipHopではない、90年代から続く R&B、ヒップホップなどを浴びて育ってきたMiss Mondayのハートウォーミングな歌声がこの夏を彩ることだろう。

■ライブ情報 http://www.missmonday.com/OnemanLive/index.html

6/23発売New Album
「Beautiful」
FLCF-4339 ¥2,800(tax in)
【収録曲】
1.  B.E.A.U.T.I.F.U.L.
2. Life is beautiful feat. キヨサク from MONGOL800, Salyu, SHOCK EYE from 湘南乃風
3. あなたに出会って feat.YU-A
4. さよなら feat.菅原紗由理
5. Take It Easy
6. 雪ノ降ル街デ feat.HOKT from N.C.B.B
7. 止まらない涙が、君を困らせる
8. 本当は今でも…II feat.DABO
9. ウエディングバラード
10. バスタブ feat.mayula
11. Rainbow Girl
12. 東京
13. 軌跡
14. The Light feat. Kj from Dragon Ash, 森山直太朗, PES from RIP SLYME ―90’s HIPHOP remix―
15. ウエディングバラード (Instrumental)

(TechinsightJapan編集部 真田裕一)