エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】『温泉へ行こう』の加藤貴子、“2年間名前を変えていた”。その意外なワケ。

『温泉へ行こう』(TBS)は昼ドラとしては異例の人気ドラマとなりシリーズとして5回も放送された。そのヒロインとしてブレイクしたのが加藤貴子だ。その加藤がドラマが終了した時期に実は名前を変えていた事実をご存知だろうか?

加藤貴子はアイドルグループ「Lip’s」として1990年にデビューした。しかしあえなく解散。その後、地道にタレントとして活動していた彼女に転機が訪れたのが前述のドラマ『温泉へ行こう』だった。同ドラマは昼ドラ・愛の劇場のシリーズで好評を博し、1999年から2005年まで5シリーズ続くヒット作となり、このドラマによって彼女は一躍人気女優となったのである。

加藤は2008年にも『温泉へGo!』に同じく椎名薫役で主演している。その彼女が『温泉へ行こう』シリーズが終了した翌2006年に名前を変えていたという事実をご存知だろうか。変えたといっても「貴子」を「たか子」へとひらがなにしたのだ。姓名判断などによるものと考えるのが普通なのだが、彼女が明かした理由は意外なものだった。

きっかけはなんと単なる“思いつき”。ある日ふと「“貴子”をひらがなで“たか子”にすると可愛いんじゃないか」とマネジャーに相談したところあっさりと認めてくれたのだ。ところがその後、周囲の人々から「(そんな安易な改名は)よした方がいい」と指摘され、「じゃあやっぱり漢字のままで…」と考え直すも、その時点ではすでに“加藤たか子”という名刺が印刷されてしまっていたという。“せっかく印刷した名刺がもったいない”という理由かどうかは不明だが、マネージャーから「2年間は我慢しろ」と言われた加藤。仕方なく2年間は『加藤たか子』で通したのだ。

彼女が6月に出演した『ごきげんよう』でこの話をした際に、司会の小堺一機から「名前を変えて何か人生に変化があったか?」と確認された。「全く何も変わりませんでした」と加藤は答えたが、そもそも彼女自身が以前から名前に関しては、「サインもひらがなで書いたり、漢字で書いたりしていました」というのだから本当にいい加減なものだ。

現在の『加藤貴子』はその後もドラマ、映画、舞台にと順調に活動を続けているが、残念ながらこれといって目立った活躍とまではいかない。『ごきげんよう』で共演していた歌手の前川清から「オーラが全く無い!」と指摘されて本人も納得していたが、逆に「タレントらしくない素人感がいい」とも評価された。最近はとかく“天然キャラ”を売りにする女優やタレントが多いが、加藤の場合は“天然”というより“いい加減”キャラと言ったところか。
(TechinsightJapan 編集部 真紀和泉)