エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】デヴィ夫人「200年生きても二度と聞けない」。故スカルノ元大統領のプロポーズの言葉。

タレント、国際文化人のデヴィ夫人がテレビ「ごきげんよう」に出演した時のことだ。故スカルノ元大統領が彼女に捧げたプロポーズの言葉を披露して会場を感動させた。

同番組でゲストとして登場したデヴィ夫人はオープニングコーナーで
『マイダーリンとのなれそめ・プロポーズの言葉』
を紹介することになった。
デヴィ夫人がインドネシアのスカルノ大統領と結婚したのが1962年。
しかし、1965年には軍事クーデターによりスカルノ大統領が失脚したのだ。
デヴィ夫人は時代の流れには逆らえず夫の元を離れるしかなかった。
そして1970年にはスカルノ元大統領は亡くなったのである。
(資料によるとこのような流れになるのだが、番組でデヴィ夫人は結婚期間11年としている。
これは1959年に彼女が「東日貿易の秘書」として大統領のもとへ仕えた年も含めていると思われる)

二人が出会ったのは日本だった。
「帝国ホテルの貴賓室の広間でした」
と彼女は当時を懐かしんだ。
そしてやがて、スカルノ大統領は彼女にプロポーズしたのである。
その言葉は次のようなものだった。

「私のインスピレーションになってほしい
私の力の源泉になってほしい
私の人生の喜びになってほしい」

司会の小堺一機が
「素晴らしい言葉ですね」
と感動するとデヴィ夫人は
「こんな美しい言葉のプロポーズは、100年、200年生きても二度と聞かれないだろうと思いますね。
神の啓示と言うか、この方にお仕えするのは天命だと思って、しびれました」
と語った。
小堺も
「これは、しびれるでしょー!」
と共感しつつ観客席に向かって
「『私の人生の喜びになってほしい!』
言われたことありますか?」
と問いかけた。
客席からは
「ハハハハ」
と諦めのこもった笑いが起きただけだった。
しかし、会場に限らず、言われたことがある女性はいないのではないだろうか?
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)