イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】ケリー・オズボーン「今も薬のことで頭いっぱい」。薬物中毒の怖さを告白。

薬物中毒で4回もリハビリ施設に入ったことのあるケリー・オズボーン。その彼女が薬物中毒の恐ろしさを語っている。一度中毒なると、完全に抜け出すのは難しいというのはよく聞く話。しかし、経験者のケリーが語る話は、その恐怖をリアルに教えてくれる。

「私だって毎日クスリのことが頭に浮かぶもの。死ぬまで中毒と戦わなければならない。」

薬物中毒の恐怖を語るケリー。いちど薬物にハマると抜け出せることはまずないと彼女は警告する。かく言う彼女もまた、常に自分がまともな状態にあるかどうか自分でチェックするようにしている。

「もうクスリはすっかり止めましたなんて言ってる人は、いまもクスリを打ってる嘘つきよ」

しかし悪いことに、薬物中毒はいつでも再び逆戻りしてしまう可能性があるというのだ。そのためには、周囲の助けが何よりも大切である。彼女自身、再度クスリに手を伸ばしそうになった時は、その誘惑に負けないようカウンセラーに助けを呼ぶようにしている。

「ドラッグに手を出さないように防ぐ手はたくさんあるわ。」

と語る彼女にとって、カウンセラーと話すことが、自分をまともな状態に保つ上で大きな助けになっているのである。

確かにドラッグに手を出すことは簡単なことである。しかしそれは自分の人生を失うようなもの。元の自分にもどるためには、少しずつそして確実にクスリの影響から抜け出していくしかないのだ。

このように薬物中毒の恐怖を告白しているのは、彼女の著書の中である。その中でケリーは、自身がどのようにして中毒に至ってしまったのかを明らかにしている。

その告白によると、最初に手を出したのは鎮痛剤で、13歳のときのこと。そして3年後には、1日50錠の鎮痛剤を摂取するまでになってしまったという。

当時のケリーは、常に片手には数錠の鎮痛剤を握り締めていたそうである。1日に50錠を摂取するようになるまで、さほど時間はかからなかったようだ。

「ふつう中毒でもほとんどの人は1日10錠程度よ。私はいつもラリってたわね。」

と当時を振り返るケリー。両親からもクスリをやってるのではないかと疑われていた彼女は、何とかごまかしていたという。

このように薬物に手を出すことの代償はあまりに大きい。彼女もまた薬物中毒という十字架を背負いながらこれからも生きていくのである。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)