エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】渡辺美里も感激の涙。人気番組『あ、安部礼司』のテーマソングの誕生秘話とは?

FMラジオの人気番組「あ、安部礼司」の4月からのテーマ曲は、歌手の渡辺美里が提供したものだ。4月4日に放送された同番組ではこのテーマ曲が誕生するまでの物語が紹介された。渡辺美里はその内容を聞いて涙するほど感激したと明かした。

FM番組「NISSAN『あ、安部礼司』BEYOND THE AVERAGE」は毎週日曜日の午後5時から放送される。内容は、冴えない30代サラリーマンの安部礼司を中心とした、サラリーマンたちの日常を描いたものだ。この番組の聞き所のひとつが30代~40代の人々が青春時代に耳にしたであろう楽曲を多用することである。例えば、主人公の安部礼司が辛い時などに聞いて自身のテーマ曲とするのが渡辺美里の「10 years」なのだ。

4月から新たな展開を見せるシーズン5では、安部礼司がなんと課長に昇進して「なにやる課」を任されることになった。しかし、どう進めていいのかわからず悩む安部は、かつての同僚でもある部下達へも辛く当たってしまう。そして彼は今回の昇進は以前、歯向かったことがある田貫野(たぬきの)本部長の嫌がらせではないかと疑心暗鬼になるのだ・・・。

一方、安部礼司の友人でもある、某IT会社のやり手サラリーマン刈谷は安部への昇進祝いに何を贈ればいいのか迷っていた。そんな刈谷がtwitterに「友人の安部礼司の昇進祝いに何をプレゼントしたらいいか教えて・・」と書き込んだのだ。

「なにやる課」の会議の日、自信をなくしていた安部が会社の屋上から向かいのビルを見るとそこに刈谷が見えた。刈谷が何かを大声で叫んでいた。よく聞くと彼はこう言っていたのだ
「安部きゅ~ん!奇跡が起きたんだよー。twitterに書き込んだら、こんなCDが贈られてきたんだーー!」
というようなことだ。
安部が
「なんだよCDってーーー?」
と聞くと刈谷は
「作詞、渡辺美里。作曲、大江千里って書いてあるんだー!」
と言いながらCDプレーヤーから曲を大音量で流しだした。
それは渡辺美里が歌う『春の日 夏の陽 日曜日』という安部礼司へ贈られたテーマ曲だったのだ。

この放送を渡辺美里もラジオで聞いていたのだ。
彼女はオフィシャルサイトのコメントで
「何だか涙が溢れてきました。番組のスタッフの熱意や愛情、そして、出演メンバーの愛に溢れてた」
と書いている。

同番組はいわゆるサザエさん症候群とされる時間帯近くに放送される。「また明日から一週間が始まると思うと憂鬱だ」と思う時間帯のことだ。そんな時にこの番組はますます面白くなってきたストーリーに渡辺美里の新曲が加わり、新たな週を迎える元気を与えてくれそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)