3月27日(土)にNHKで放送された『春うた2010』にSPEEDが登場した。エンディングを飾った彼女たちは名曲『My Graduation』を熱唱した。メンバーの今井恵理子からは卒業生や春からスタートする者へと「私の好きな言葉」として三つの言葉も贈られた。
1996年にデビューしたSPEEDは小中学生ながら圧倒的なパフォーマンスで人気を得た。
その後、ヒット曲を連発しながらも解散したが、2008年に再結成して本格的に活動を再開した。
同番組はNHKが毎年この時期に企画する歌番組で、卒業生や春からスタートする人々を励ますことを主旨としたものだ。
今年も、いきものがかり、アンジェラアキ、水樹奈々、aikoなど多くの歌手が登場した。
そのトリを務めたのがSPEEDだったのだ。
エンディングに歌ったのはヒット曲『My Graduation』でまさに番組の主旨にぴったりの曲だ。
メンバーの上原多香子は歌の前に同曲への思い出を
「中学卒業の時に歌ったうたなので、とても感慨深い曲です」
と語った。
さらに、司会のアナウンサーから
「今春、新たなスタートを切るみんなへ何か贈る言葉をお願いします」
と依頼されて今井絵理子が話した。
彼女は「私の好きな言葉です」と説明すると
「焦らない。比べない。諦めない」
「前を向いて進んでいきましょう」
という言葉を贈ったのだ。
今井恵理子はロックバンド175RのSHOGOとの結婚と離婚を経験している。
その後、息子の礼夢くんが聴覚障害者であることを公表して同時期にSPEEDの活動を再開した。
決して平穏ではない道を歩んできた彼女の語った言葉だけに、心に響くものがあった。
今回の放送で彼女は少し疲れて映ったが、体に気をつけてSPEEDメンバーと元気に歌を続けて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)