3月5日放送の「ミュージックステーション」に平均年齢18歳のバンド『Galileo Galilei（ガリレオガリレイ）』が登場した。緊張してるかと聞かれて「腹をくくってますから」と言ってのける18歳に、タモリも「オオオ・・・」と感嘆していた。

『Galileo Galilei』が出演したのはMステの中で今後が期待されるアーティストを紹介する『YoungGun』のコーナーだ。
彼らは2008年。10代限定の音楽甲子園といわれる、「閃光ライオット」で5000組の中から初代グランプリに輝いた。
北海道稚内出身で音楽スタジオが無いエリアなので、メンバーの自宅のガレージで練習していたというエピソードもある。
メンバーは
岩井郁人（１９）ギター
尾崎雄貴（１８）ボーカル：作詞作曲
尾崎和樹（１６）ドラムス
佐孝仁司（１８）ベース
で尾崎雄貴の弟でもある和樹は現役の高校生である。

スタジオでタモリとトークすることになり、尾崎雄貴が受け答えした。
以下がそのやりとりである。
タモリ「稚内から来たんだ！どう、東京は？」
尾崎雄貴「東京は凄く、暑いですね。すごい汗かきました」
タモリ「汗はかかないでしょう？（笑）」
尾崎雄貴「ほんとに（汗かきました）」
タモリ「いつ来たの？」
尾崎雄貴「おとといです」」
タモリ「おとといか。今日はまた暑いですけどね」
竹内アナ「おとといは、卒業式があったんですよね？」
尾崎雄貴「はい、卒業式が終わってすぐ来ました」
タモリ「どう？今日はこれから歌うんだけど」
尾崎雄貴「緊張してますけど、腹くくってるんで、頑張ってやります」
タモリ「腹くくってる！オオーー！」

18歳のいまどきの若者から「腹くくってる」の言葉が出るとは思わなかったのだろう。
タモリも頼もしさを感じて感嘆の声をあげていた。
彼らが演奏したのはメジャーデビューシングル「ハマナスの花」だった。
同曲はau「LISMO!」のCMソングでもある。

そのサウンドはとても18歳のバンドとは思えない洗練されたものだ。
特に、チョッパー奏法も入れたファンクなベースとドラムスはバンドの核となっている。
バンドブームに乗ってコピーしてきたお決まりのロックサウンドを想像していただけにいい意味で裏切られた。
歌詞もメッセージのある聞き応えのあるものだ。
それだけに、一般受けするキャッチーな部分は少ないのでどこまでヒットするかは読めないところだ。

メンバーはブログでMステ出演終了後に感想を寄せている。
「金曜日のＭステすげー楽しかったです。」
としながら
「生放送だから俺らの曲がリアルタイムで不特定多数の人に届いてる」
ことに感動したようだ。
「またＭステにライブをしに行きたい。もっと一人前になってまた」
とも書いている。

彼らのインディーズ時代の作品「夏空」もアニメ「おおきく振りかぶって」のテーマ曲に決定しており、
「ハマナスの花」と共にヒットすれば一気にブレイクしそうな予感だ。
次のMステ登場は意外と近いかもしれない。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）