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日本時間4日午前9時18分、台湾南部にある高雄県甲仙郷を震源地とする地震が発生した。台湾の中央気象局によれば、規模はマグニチュード6.4で、震源の深さは5キロ。
本震の後も余震が途絶えず、午後4時16分にはマグニチュード5.7の余震が発生した。気象局の発表によると、午後4時50分の時点で、本震余震を合わせると200回を超える揺れが観測された。その内、体に感じる揺れは17回で規模はマグニチュード3.7~5.7。また、今後2週間以内に高雄甲仙地区でマグニチュード6以下の余震が起きる可能性が高いとした。
震源地区となった甲仙郷は昨年8月に起きた台風による災害、八八水災で被災地となった場所である。小林村の一部が土石流に埋まり500人近い住民が亡くなった。今回の地震では、古い家屋に損傷が出たものの、幸い負傷者は出ていない。
また、消防当局によると、台南県では紡績工場でボイラーが爆発し、建物一棟が焼けた他、数件の火災が発生し、約54万戸が停電した。台湾新幹線では、計7本の列車が急停車し、乗客約2400人が避難した。急停車した内、一本の列車の一部が脱線したが、けが人はなかった。
消防局の発表によると、負傷者は台南県33人、嘉義県18人、高雄県12人、嘉義市1人だった。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)