イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】最低な映画を選ぶ“ラジー賞”候補に『トランスフォーマー』。

ハリウッドに生きる人々にとって、今一番楽しみなのが3月7日発表の「アカデミー賞」授賞式。しかしその前夜には、不愉快な「ラジー賞」が待っている。駄作、凡作、評判倒れ…何とでも表現されてしまうこの賞のノミニーがこの度発表されたが、そのリストには『トランスフォーマー』のメンバーの名が連らなっているようだ。

2009年の最低な映画を評論家らが選ぶ、 “ゴールデン・ラズベリー賞”こと「ラジー賞(Razzie Awards))」。昨年の興行収入トップ2をマークしながら、なんと7部門にノミネートされてしまうという不名誉な作品は、『トランスフォマー/リベンジ』であった。

すべて頭に “最低” をつけた、作品賞、監督賞、主演女優賞、スクリーン・カップル賞他へのノミネートには、マイケル・ベイ監督はラジー賞受賞は初めてではないものの、熱演した若手のミーガン・フォックスやシャイア・ラブーフの落胆はひどいものがあるようだ。

同賞選考委員会の最高責任者でもある創設者のジョン・ウィルソン氏は『トランス…』について、「ハリウッドのダメな部分が全て組み込まれたような映画。観客のウケを狙うあまり、特殊効果にばかり力が入っている」とダメ出し。

かつてミーガンが、同じような理由でベイ監督を批判し、世間をビックリさせてしまったあの騒動を思い出す。『トランスフォーマー』シリーズはすでに3作目に向かって動き出したところ、何ともイタいノミネートとなってしまった。

もっともこのリストには、における、ロバート・パティンソンVSテイラー・ロートナーで、クリステン・スチュワート扮するベラを争う“Twilight Saga: New Moon”も、最低スクリーン・カップル部門に選ばれている。無我夢中で彼らを見つめていたファンは怒ってしまいであろう。

以下が主要部門のノミニー・リストである(邦題省略)。

<最低作品賞>
All About Steve
G.I. Joe: The Rise of Cobra
Land of the Lost
Old Dogs
Transformers: Revenge of the Fallen

<最低主演男優賞>
ケヴィン&ジョー・ジョナス(Jonas Brothers: The 3D Concert Experience)
ウィル・ファレル (Land of the Lost)
スティーヴ・マーティン (Pink Panther 2)
エディー・マーフィ (Imagine That)
ジョン・トラヴォルタ (Old Dogs)

<最低主演女優賞>
ビヨンセ・ノウルズ (Obsessed)
サンドラ・ブロック (All About Steve)
マイリー・サイラス (Hannah Montana: The Movie)
ミーガン・フォックス (Transformers: Revenge of the Fallen)
サラ・ジェシカ・パーカー (Did You Hear About The Morgans?)

<最低スクリーン・カップル賞>
ケヴィン&ジョー・ジョナス(Jonas Brothers: The 3D Concert Experience)
サンドラ・ブロック&ブラッドリー・クーパー (All About Steve)
ウィル・ファレルと共演者 (Land of the Lost)
シャイア・ラブーフ&ミーガン・フォックス (Transformers: Revenge of the Fallen)
クリステン・スチュワート&ロバート・パティンソンVSテイラー・ロートナー
(Twilight Saga: New Moon)

<最低監督賞>
マイケル・ベイ (Transformers: Revenge of the Fallen)
ウォルト・ビーカー (Old Dogs)
ブラッド・シルバーリング (Land of the Lost)
ステファン・サマーズ (G.I. Joe: The Rise of Cobra)
フィル・トレイル (All About Steve)

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)