トルコで16歳の少女が異性の友達と会話をした罰として、少女自身の親族によって生き埋めにされ死亡した。トルコでは毎年同様の事件が多発しており、毎年約200件以上同様の事件が報告されている。

Medine Memiさんは、トルコ南東に位置するAdıyaman地域の自宅の外で、深さ約2メートルの穴の中で、両手を縛られ座った状態で死亡しているところを発見された。Medineさんの肺からは多量の土が見つかっており、これは彼女が生きたまま埋められ、土の中で死亡した事を示している。また、Medineさんは遺体が発見される40日前から行方不明になっていた。

祖父と父親は逮捕され、彼女の死に責任があるとして裁判が行われることになっている。彼女の母親も逮捕されたが、後に釈放された。通報者が警察に話したところによると、この少女Medineさんは「家族会議」の後に生き埋めにされたという。Medineさんは9人兄弟の1人で、父親は自分の娘が異性の友達を持つことを良く思っておらず、また同様に異性と友好関係を持つことを快く思わない祖父は、Medineさんに暴力を振るっていたという。

こういった殺人事件はトルコでは珍しくなく、公式の統計では毎年200件以上の同様の事件が報告されており、これはトルコ国内での殺人事件の約半分にもなるという。
（TechinsightJapan編集部　新谷友海）