21世紀の石原裕次郎オーディションで優勝した徳重聡が、本当の試練は合格後にあると明かした。彼は石原プロ伝統の新人テストとして「食事」をごちそうになったのだが、それはまるで「大食い選手権」だったのだ。
俳優の徳重聡は2000年8月7日に石原プロが開催した「オロナミンC「1億人の心をつかむ男」新人発掘オーディション21世紀の石原裕次郎を探せ!」に挑戦して52,005人の応募者の中からグランプリを獲得した。だが、難関を乗り越えて石原プロに入門となった彼をさらなる試練が待ち受けていた。
テレビ「ごきげんよう」に出演した際に、彼はその内容を語った。石原プロでは「食べない奴は信用しない」とうポリシーがあり、若手はとにかく食べなければならない。徳重も早速、小林専務から焼肉屋に連れて行かれて、食べる量を試されたのだった。徳重はどれくらい食べるのかを説明した。
「8人前は食べることになりますね」
「タン塩、ハラミ、カルビ、ご飯・・それを8週する感じです」と言う。
まるで「大食い選手権」を思わせる量なのだ。
しかも、小林専務とマンツーマンでもくもくと食べる。
「自分のペースではやらせてくれないです」
「『もう焼けるから早く食べろよ!』とドンドン焼いてくれますから」と彼は話す。
食べるというより、「食べさせられる」なのだ。
徳重はその時一旦は
「最初は5人前でもういいだろうと思って、専務もそれなりに満足そうな顔だったんですが」
と”終わった!”と安心したのも束の間、
「よし、もう一周いこうか」と専務が喝を入れてまた始まるのだ。
そして、8週目を食べ終えた頃に徳重の顔に限界を見たのか
小林専務は
「よし、じゃあ、デザート行こう」と言ったというのだ。
小林専務の食べさせ方も凄いが、それに応えた徳重はさすがだ。
ところで小林専務や渡哲也 館ひろしクラスはさすがにここまでは食べない。今では「若手が食べるのを見て喜ぶ」というスタンスにあるようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)