M-12009優勝者のパンクブーブーが地元福岡のテレビに出演した時のことだ。黒瀬純の高校時代の同級生が彼の暴走族時代を証言した。黒瀬自身も「本当は辞めたかったんです」と当時を振り返った。
パンクブーブーの佐藤哲夫は大分県、黒瀬純は福岡県の出身である。
2月に二週連続で彼らを取り上げた地元のテレビ番組「ナイトシャッフル」(FBS福岡)ではその過去が暴かれた。
中でも、黒瀬は高校時代に暴走族に所属していたことが明かされたのだ。
彼は野球やサッカー、ラグビーなどで有名な東福岡高校の出身である。
当時の彼はどうやら違う方向でエネルギーを使っていたらしい。
番組では黒瀬の暴走族時代を友人らに取材した。
黒瀬が所属したのは「悪死魔(あくしま)」というグループだった。
彼は、その副総長を務めていたのだ。
友人らは当時の彼について次のように話している。
Mさん「黒瀬の印象ですか・・?暴走族ですね、クラスではおとなしいですけど、暴走族です」
Tさん「勉強もあまりしてなかったと思いますね」
Fさん「黒瀬は印象は、やっぱり暴走族やね!」
Oさん「担任の先生とつかみ合いのケンカしたのはよく覚えてます」
そして極めつけのエピソードをIさんが話してくれた。
「年上の彼女が迎えに来て、新宮町まで送ってもらってた、高校生なのに」
と、彼女の存在まで明かしてくれた。
このビデオを見た黒瀬は
「そこまで、ばらすの?なんなのこの番組?」
と頭を抱えていた。
そして、彼は「悪死魔」の頃、悩んでいたことを打ち明けたのだ。
「暴走族なんだけど、バイクの音がうるさくてイヤだったんですよ」
「『おばあちゃんとかうるさいだろうな』っていつも気になってました」
「本当は早く辞めたかった・・」
ということなのだ。
心優しい、暴走族だったのである。
副総長というのも、ケンカが強いからなどの理由ではなく
「面白いことばかり言ってて、友人から人気があったから・・・」
投票で彼に決まったということだ。
ところで彼に限らず、芸能界に暴走族出身者は少なくない。
有名なところでは宇梶剛士で、伝説の暴走族「ブラックエンペラー」8代目総長で知られる。
他にもあげるとキリがないが宇梶剛士ほど名の通った者はいないだろう。
これに比べると、黒瀬の「悪死魔」は学生時代の懐かしい思い出なのである。
ロケバスはこの後、相方の佐藤哲夫の過去へと向かうのだが、それはまた別にお届けしよう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)