エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】吉川晃司伝説「シンバルキックで2回骨折した」のはホント?

吉川晃司は1984年にデビュー曲「モニカ」が大ヒットし、その後もヒット曲が相次いだ。
布袋寅泰とCOMPLEXを結成してロッカーとしての位置も築いた彼だが、
しばらく目だった活動がなかった。
しかし、2009年に大河ドラマ「天地人」で織田信長を演じて活動を再開したのである。
吉川が福岡のテレビ番組「ナイトシャッフル」(FBS)に数十分間出演した。
その際に彼は吉川晃司伝説のひとつ「シンバルキックで2回骨折した」件について真相を明かした。

吉川晃司のライブパフォーマンスの目玉がシンバルキックだ。
これは、ドラムのシンバルをジャンプして足先でキックして鳴らす技なのだ。
シンバルの高さは背丈くらいはあるので、誰でも出来るものではない。
外国の女性シンガー、シーラEがシンバルを前蹴りするパフォーマンスで知られるが、
彼女の場合は高さが低くてジャンプはしない。
おそらく、ジャンプしてシンバルキックするのは吉川だけだろう。
そのシンバルキックにより、吉川は2回も足を骨折したというのだ。
彼はその件についてこう語った。

「当たり所が悪いとやっぱり折れる」
「足が折れるかシンバルが折れるかだね」
と正に身体を張ったパフォーマンスなのだ。
吉川の話はさらに熱くなった。
「バカじゃないのと思うでしょ?やめろよ?って
でもやめられないんだよね。
あれがモチベーションになってる部分もあるし」
もし、シンバルキックをやらないと客から
「手を抜いたとか年だとかシンバル下げたとか」
いろいろ言われちゃうらしいのだ。

そして、シンバルキックには二通りあることも明かした。
『初代シンバルキック』のやり方は
「縦に蹴り上げるんだよね」
「これやってたら肉離れで足があがらなくなった」
とかなりきついやり方らしい。
そこで蹴り方を少し工夫したのが
『改良型シンバルキック』である。
「次は、回し蹴りで蹴るようにやり方を変えた」
「回ると高く蹴れるからな」
と説明した。
それを聞いたアナウンサーが
「凄い身体能力ですね」
と感心すると。

「でも。ブルース・リーやジャッキー・チェン世代は
出来るやつけっこういるヨ」
と吉川は軽く答えていた。
吉川晃司は現在44歳である。
もちろん、今もライブをやる時はシンバルキックだ。
この世代にそれをやれる者は極めて少ないだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)