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24日、カンボジアと国境を接するタイ・シーサケート県のカオ・プラ・ウィハーン遺跡付近にて、タイ軍とカンボジア軍が衝突、銃撃戦を展開した。
銃撃戦が発生したのは、タイとカンボジアの国境付近に位置する世界遺産カオ・プラ・ウィハーン遺跡付近である。この地域では長期にわたって、タイーカンボジア両国の遺跡の領有権をめぐる争いが続いている。
2008年10月と2009年4月には、両軍の衝突によって、双方の兵士数人が死亡した経緯もある。
その後、現地の状況は比較的安定していたのだが、今回、両軍は銃撃戦にいたった。
地元紙によると、銃撃戦の発端は、違法森林伐採者に対するタイ軍の威嚇行為にあったという。タイ軍の違法森林伐採者に対する威嚇を、カンボジアの兵士が自分達に向けられたものと勘違いをし、タイ軍に向かって発砲したのである。
12人のタイ軍と、人数不明のカンボジア軍との間で10分以上、銃撃戦が展開されたが、幸いけが人はでなかった。
今回の銃撃戦によって両軍の指揮官は話し合いの場をもうけ、事態は沈静化の方向に向かっているという。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)