エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】昔のバンド名は「はまちバンド」、魚介食系男子・吉川晃司がさかなクンにライバル宣言!

伝説のロッカー・吉川晃司は昨年、NHK大河「天地人」で織田信長を演じ、音楽活動でも「傷だらけのダイヤモンド」をリリースするなど健在ぶりを見せた。昨年末に地方局FBS福岡の番組「ナイトシャッフル」に出演した際に、意外な魚好きの一面を披露し「魚介系男子」をアピールした吉川。番組では魚が好きという吉川に福岡の柳橋連合市場を案内しながらトークする企画を組んだ。アナウンサーの福岡竜馬が案内役となり、吉川から面白いエピソードを引きだそうという主旨だ。しかし、予想を遥かに上回る吉川の魚好きに福岡アナも驚くばかりだった。吉川の魚談義を紹介してみたい。

福岡アナが吉川に
「肉食系でも草食系でもないってききましたが?」
と振ると
「うん、魚介食」
「肉食は流行らないと思うよ、もう・・」
と豪語するだけに吉川晃司はかなりの魚通だった。彼は新鮮な魚を毎日築地市場に出向いて仕入れるほどの市場好きでもあるのだ。福岡の築地ともいえる柳橋連合市場で魚を物色していると吉川は何かを見つけた。
「これうまいよフジツボ!これは養殖だよね?」
「これはカニとエビの間のような味なの。これ、ホントおいしいよ!」
と力説していた吉川はふと我に返り
「俺は、我を忘れてしまってるね・・・」
福岡アナは
「まさか、フジツボに食いつくとは思いませんでした」
と驚いていたが、”魚介食系男子”吉川の凄さを見せ付けられるのはこれからなのだ。

魚はほとんど自分でさばくという吉川。
「魚はやっぱり頭が美味しいから・・」
「切り身になると台無しだもん!!」
と話しているそばから目ぼしい魚を発見したようだ。
「あ、あれ、キジハタ!」
「すいません、おとうさん、そのハタおいくら?おいくら万円?」
と店の大将に慣れた口調で尋ねる。
「2000円」と大将が答えると
「え、うそでしょ!!」
「(東京では)むちゃくちゃ高いよ!料亭にしかないでしょ・・」
「俺、博多に住みたいな。誰か別荘を提供してくれませんか?」
と吉川のしゃべりが加速してきた。

やがて、かつお節屋の前にくると
「俺、朝、味噌汁つくる時はかつお節を自分で削ってつくるよ」
と話す吉川に福岡アナはまた驚いた。
「え?この燻製のヤツを使うんですか?スーパーの袋に入ったやつじゃなくて?」
と確認するとすかさず吉川が答える。
「そんなの使ったら怒られるね!!」
「誰にですか?」と福岡アナ。
「俺に!!」
と厳しい口調で吉川が返した。

「俺、ココ歩きながら3日間くらい喋れるよ」
と市場になじんできた吉川の目に、ついにお目当ての魚が飛び込んだ。活きたアラ(クエ)がそこにいた。ついに会えたという表情で吉川が言う。
「カワイイね!」
「頭が美味しいんだよね」
「よく、マグロとか言うけど断然これの方がおいしい・・」
そこで福岡アナも
「鍋とかにすると最高ですよね・・」
と口をはさんだが、
「何言ってるの?」
「何にしてもおいしいんだよ!」
と吉川から言葉をさえぎられてしまった。

その熱意から連想した福岡アナが
「吉川さんはこういう魚との触れ合い方って『さかなクン』に似てますね?」
というと、吉川は少し満足げな笑みを浮かべながら
「ああ、ちょっとライバルかもしれないね」
と否定しなかったのだ。

この後、中洲の居酒屋へ場所を移し、吉川の魚介食系男子ぶりは全開になっていく。さらに、魚に満足した吉川からついに彼の数々の伝説の真偽を確認することもできた。ひとつ紹介すると吉川の高校時代のバンド名は「はまちバンド」だったらしい。17歳にしてすでに魚介食系男子だったようだ。吉川晃司、最近なかなかいない、こだわりのある男である。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)