お笑いコンビ、オードリーの春日俊彰(ケイダッシュ)が足を骨折する事故にあった。クイズ番組の収録中に起きたもので、復帰に1週間から10日間かかるとのことだ。芸人の事故が相次ぐ裏にはお笑い会の競争の激化が関係するのだろうか。
1月19日「オレたち!クイズMAN」(TBS系)のロケが行われた際のこと。オードリーの春日はクレーン車からワイヤーに吊られて着地する際に左足を骨折した。TBSは「今後、番組制作上の安全管理をさらに徹底していく」とコメントしている。
芸人の負傷といえば2008年3月29日に生放送された番組「オールスター感謝祭」を思い出す。次長課長の河本準一が、ローションを塗った土俵の上で相撲を取る「ぬるぬる相撲」で胸を強打した。相手はプロレスラーの小川直也で、まさに体を張ったパフォーマンスである。その場は痛がる河本も芸人の「おいしさ」を感じつつ終了したが、翌日肋骨骨折していたことがわかったのだ。ちなみに、この番組はTBS系だった。
昨年7月31日にはレイザーラモンHGがプロレス「ハッスルツアー2009」参戦中に踵を骨折している。HGは2005年に「フォー」のギャグでブレイクしながらも、やがて人気も低迷してきた。彼は相方のRGとの舞台を、お笑いのステージからプロレスのマットに移したのである。これも体を張ったパフォーマンス故の負傷だといえなくはない。
また、芸人ではないが元巨人軍の元木大介も「クイズヘキサゴンⅠⅠ」の収録で骨折したことがある。芸能界では元アスリートも油断はできないのだ。最近では昨年末にリアクション芸人で有名な出川哲朗も足を負傷していた。把握できていない芸人の負傷はまだまだあるだろう。
お笑い芸人が乱立する中、芸人たちは体を張ってでも露出を増やすために必死なのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)