現地時間の20日、ロサンジェルスの自宅バス・ルームで心臓発作を起こし、亡くなってしまった人気女優ブリタニー・マーフィが、夫のせいで先月映画の仕事をひとつクビになっており、別の作品のセットでも迷惑をかけ、本人も心を痛めていたことが分かった。
ブリタニーが「私の中に悪い霊が潜んでいるのかしら」と語り、ずいぶん悩んでいる様子だったと、友人はメディアの取材に語っている。マイケル・ジャクソンの死で広く知られるようになった、処方薬に過度に依存することの怖さ。彼女も薬物の問題を抱えていたとする声が、やはり出ているのだ。
2010年公開予定のスリラー映画、『The Caller(原題)』にメアリー・キー役で出演するはずであったブリタニー。しかしその役は11月下旬を以て降板、『トワイライト』シリーズのヴィクトリアを演じた女優、レイチェル・レフェブレに変更となった。
同映画のプロデューサー側は彼女の死を知り、現在慌てて「いやいやクビになどしていませんよ」と表明しているが、メディアは先月下旬、降板理由を以下のようにも伝えている。
“夫が一緒にいてくれないとイヤというワガママ妻ブリトニーの子守で、脚本家のサイモン・モンジャック氏がセットを常にウロウロ。彼はいつもお酒臭く、仕事内容にも度々口出しをするため、皆のひんしゅくを買っていた。”
このことについて今、2010年1月にも全米で公開されるという『Shrinking Charlotte(原題)』のプロデューサー、マイケル・Z・ゴードン氏は、「夫のモンジャックをセットから追放したい彼らに、夫をかばい続けるブリタニー。結局彼女がクビになったと聞いているよ」とコメントしている。
また、まだ撮影途中であったというインデペンデント・ホラー映画、『Something Wicked(原題)』の制作者たちからも、少々変わった情報が流れて来ている。
ブリタニーはこの映画で、スーザンという女性セラピストを演じるはずであったが、オレゴン州の撮影セットにブリタニーは滅多に現れず、仕事中も意識があるのかないのか分からないほどヘロヘロな状態、そのため脚本を少し書き直したというのだ。
こうなると、夫のモンジャック氏が司法解剖をやめて欲しいと懇願していることが、何かを隠すための妙な抵抗のように思えてならない。少なくとも彼との結婚は、彼女にとっての「開運」ではなかったようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)