大きなクリクリっとした黒い瞳が本当にキュートだった『8マイル』、『シン・シティ』の人気女優、ブリタニー・マーフィーが20日、たった32歳にして心臓発作のために急逝したという悲しいニュースはすでにご存じの方も多いであろう。不審な点はなく、今のところ自然死とみなされているが、どうも彼女の激ヤセぶりだけが個人的には気になっていた。
この写真は今月1日、ビバリー・ヒルズの「The Laemmle Music Hall 3」にて開かれた、『Across The Hall』プレミア上映会でのブリタニー・マーフィーである。ここ半年ほどで数キロは痩せてしまったのではないかと思われる細い肩、腕に驚きを隠せない。
実は先月28日のこと、プエルト・リコ発ロサンジェルス行きの飛行機を利用した際、機内で夫であるサイモン・モンジャック氏(40)がひどく体調を崩し、着陸とともに病院に救急搬送されたことをこちらでもお伝えしていた。
その際、つじつまが合わない言葉を話し、ひどく脂汗をかいているモンジャック氏の様子に、救命救急士が検査入院を説得したが、妻のブリタニーは“夫にはぜんそくの持病があり、時々このように体調を崩す” と説明し、初めは頑固に病院行きを拒んでいた。
体調は回復し、その後自宅に戻っていたらしいが、映画プロデューサー兼脚本家というこの8歳年上のモンジャック氏との2年半の結婚生活こそ、ブリタニーの心労の原因であった可能性を指摘する声が、今やはり出てきている。
彼は英国人だが、ブリタニーとの結婚により現在はロサンジェルスに暮らしている。2007年5月にたった4カ月間の交際で自宅でスピード&地味婚を挙げたが、家族や友人はやはり反対していたと言われ、案の定、彼は裁判がらみの問題が絶えない男であったことが次々と報じられた。
投資に失敗して数千万円の負債を抱えていること、クレジット・カードで詐欺を働いたこと、裁判に及んでは弁護士から未払い金を請求される始末である等々。
おまけに以前婚約していた女性からは、「もらった指輪は説明されたような価値のあるダイヤではなく人工モノだった」とバラされ、そのような状況ゆえ、ブリタニーへ贈った指輪も彼女が自前で買ったと報じられてしまった。
ただしモンジャック氏とブリタニーは、そうした報道は全て嘘であると否定し、映画の仕事もプライベート・ライフも実に順調であると強調している。
ただし彼がヴァージニア州で逮捕されたこと、観光ビザで長期に米国滞在して拘束された際、保釈金はブリタニーが負担したことなどは事実に間違いないと言われている。
現在、妻の司法解剖は辛いからやめて欲しい、と懇願しているというモンジャック氏であるが、自宅のバス・ルームでブリタニーが倒れているところを発見したのも彼女の母親である。
夫モンジャック氏はどうも胡散臭い人物、などと言われてきた中で迎えたこのあまりにも悲しい結末に、やはり “ブリタニーは本当に幸せだったのか。この激ヤセぶりは彼女の心労の表れ、心臓発作の原因にもなったのではないか”、といった声が絶えないようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)