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今月初め、タイ東北部の国立コーンケン博物館で、所蔵されていた仏像など100点近くが盗難にあう事件が発生したが、27日、タイの警察は国立コーンケン大学の男子学生(22歳)らを逮捕し、盗品の大半を無事回収した。
事件が発生したのは、今月4日から5日にかけて。タイ東北部の国立コーンケン博物館に所蔵されていた仏像など、91点が盗難被害にあった。盗まれた仏像は数百年前のものが多く、中には1000年以上前の出土品も含まれていたという。
仏像の盗難事件を受けて警察は捜査を実施し、27日、国立コーンケン大学に通う男子学生と故買商の男(41歳)を逮捕した。
警察の調べに対し学生は、今月4日の夜に博物館に盗みに入り、そして盗難品の一部を10万バーツ(約28万円)以上の値段で故買商の男に売ったと供述している。
タイではこれまでも、寺などにおいて、由緒ある仏像が盗難にあう事件が多発している。そのため、今後こうした盗難事件を防ぐべく、警備員や防犯カメラを増設するなどの対処を行う方針だという。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)