ドイツのハンブルグの動物園で行われていたショーの上演中に、調教師がベンガルトラ3匹に攻撃され大怪我を負った。この調教師は手の切断手術を余儀なくされた。

ハンブルグにある動物園で、“Pagels Dinner Zirkus”というショーが始まる直前だった。調教師のChristian Walliserさん(28)は、5匹のベンガルトラの前でつまずいて転んでしまったという。これによりWalliserさんはベンガルトラをコントロールできなくなり、5匹中3匹のベンガルトラに約200人の観客の前で攻撃された。

ショーのディレクターは、「制御不能になったトラ達は、”自然反応”として調教師と戯れ始めたのです。」と言う。また、この悲惨な事故を目撃した観客は、「まるでトラ達が袋か何かで遊んでいるように見えました。」と言う。トラ達は攻撃したのでは無く、”遊んでいた”と思われるが、その鋭い爪によりWalliserさんは命に関わる大怪我を負った。Walliserさんは救急車で運ばれ、また、惨事を目の当たりにしショックを受けた観衆の2人も手当を受けた。

Walliserさんは特に頭部と胸部に大怪我を負い、また、手の切断手術を余儀なくされた。この動物園でのショーは、過去10年間1度も事故は無かったという。
（TechinsightJapan編集部　新谷友海）