オーケンこと大槻ケンヂが槇原敬之に対して「華がないね」と言ったことがわかった。
大槻がテレビ「HEY!HEY!HEY!SP」に出演した時に明かしたものだが、本人も後悔しているようだ。
大槻ケンヂ(43)はロックバンド「筋肉少女帯」で1983年にデビュー当時のバンドブームにのって人気バンドとなった。
12月14日放送の「HEY!HEY!HEY!スペシャル」で大槻が次のような出来事を明かした。
槇原敬之がまだデビューするかしないかの無名時代、大槻ケンヂと同じ会場でライブ演奏した時のこと。
槇原は大槻の顔を見かけると
「あ、大槻ケンヂさんだ。こんな有名な人と一緒にやれるなんて信じられない!!」
と興奮していた。
大槻もそういわれると悪い気はしない。槇原に対して声をかけてやった。
「君もはやく人気が出るように頑張れよ」
しかしそのあとの一言がいけなかった。
「でも、君は華がないな」
完全に上から目線である。
現在では大槻は「筋肉少女帯」やソロ活動でマニアックなファンを獲得している。
しかし槇原敬之は「どんな時も」以来ヒット曲が続き、なんといってもSMAPの「世界に一つだけの花」は彼が世に送り出したものだ。
今や知名度では槇原の方が高くなり立場が逆転した状態だ。
大槻は
「今じゃ、向こう(槇原)の方が何億倍も有名になっちゃった」
と若き頃の発言を後悔していた。
進行の松本人志が
「まあ、(槇原は)今でもいい印象は持ってないでしょうね」
と大槻にとどめを刺した。
しかし、本当のとどめはこの後槇原敬之本人が登場して歌を披露したことだろう。
大槻ケンヂのために書いておくがデビュー時の「筋肉少女帯」は当時のロックバンドの中では異色であり、
最先端のバンドサウンドにナンセンスな歌詞を乗せるというものだった。
ブレイクのきっかけとなった「日本印度化計画」「元祖高木ブー伝説」という曲名をみてもわかるというものだ。
それだけに、マニアックで熱狂的なファンも多かった。
槇原敬之がどの程度のファンだったかは不明だが、当時としては「華がないね」と言いっても許される位置に大槻はいたといえる。
ちなみにお笑いコンビ「ロッチ」のコカドケンタロウも大槻ケンヂの熱狂的ファンで、番組のサプライズで大槻と対面したときは号泣したほどだ。
知名度は槇原に逆転されたが、いまだに独自の路線で活動を続ける大槻ケンヂにも彼なりの魅力を感じる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)