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第60回NHK紅白歌合戦が開幕した。以前のように視聴率がとれなくなったと囁かれつつも、やはり大晦日の名物番組にはかわりない。トップバッターとして挨拶したのは、司会の中居正広でも仲間由紀恵でもなく、はたまた赤組や白組の出場歌手でもなく、今年の”顔”と誰もが認めるアノ人だった。
今年の紅白のトップで登場したのは加藤清史郎クンだった。真っ赤な緞帳の間から、ちょこっと清史郎クンがかわいらしい小さな顔を出すと、会場からは「キャー!」という歓声と大きな拍手。真っ白なタキシードに身を包み、金色の蝶ネクタイをつけた清史郎クン、「こんばんはー!」と第一声。会場からも「こんばんはー」という声が返される。そしていつもながらのハキハキとした口調で「紅白歌合戦にようこそ。歌手の皆さんが一生懸命、心を込めて歌います」などと挨拶。「こども店長」が流行語になり、CMやドラマにも引っ張りだこ。老若男女問わずウケがいい清史郎クン。確かに彼がトップを飾れば好印象なのは間違いない。
その後も大橋のぞみちゃんと「こども司会」として出場歌手やゲスト審査員にインタビューしたり、「こども紅白歌合戦」のコーナーでは今年9月にリリースした「かつおぶしだよ人生は」を歌うなど大忙し。さらに感想を聞かれて、『天地人』の名ゼリフ「こんなとこ来とうなかった。」をパロディにして、「こんなとこ、来てよかったー!」と叫びサービスも。
今年の紅白歌合戦が始まって約1時間。ここまでの主役は若干8歳の加藤清史郎クンと言っても過言ではないだろう。やはり「今年の顔」である。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)