イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】第二のスーザン・ボイル!?英オーディション番組、今度の優勝者は“女性経験ナシ”のおぼっちゃま。

日本では大晦日の紅白歌合戦にあのスーザン・ボイルが登場するという話題で盛り上がっているのではないだろうか?そのスーザン・ボイルやレオナ・ルイスを世に送り出したのは、英国のオーディション番組。日本国内ではあまり知られていないが、英国のオーディション番組の盛り上がりはハンパではない。なかでも、国民的オーディション番組とも言われる「Xファクター」がいよいよファイナルを迎えた。

ファイナリスト3名より最終的に選ばれたのは、スーザン・ボイル系統とも言えそうな、美声と安定感ある歌唱力のジョー・マッケルダリー(18歳)。当然、優勝決定直後からイギリスではあらゆるメディアに彼が登場しない日は無い。

最終ファイナリストは、昨今のイギリスに珍しいようなボッちゃんタイプの美声で歌い上げる18歳ジョー・マッケルダリー、19歳にして一児のシングルマザーのステイシー・ソロモンに、エセックスからやって来た25歳のスタイリッシュなオリー・マーズの三人。
最初にステイシーが三位に決定し、その後、歌の闘いは男子二人の一騎打ちに。しかし、ここで意外にもこれまでには見られなかった明暗の別れる結果となった。オリーが緊張のためか思うようなステージをこなせず、安定した歌唱を見せ付けたジョーがぶっちぎりの優勝と言う幕閉めが待っていた。

その後のジョーを取り巻く状況は、もちろん有名税とも言えるのだろうが、イギリスならではの皮肉な社会現象が数々と沸き起こっている。女性経験もまだと公言する良い子キャラのためか、いささか年配のお母様層に人気のジョーに対して、アンチが続出しているのである。

中でも、優勝後間髪入れずに発売されたジョー・マッケルダリーのデビューシングル「ザ・クライム」不買運動がFacebook上で呼び掛けられ、何とこれが強力な結果もたらしている。キャンペーン内容は、イギリスで毎年恒例でランキングされるクリスマスNo.1ソングの選定において、ジョーのシングルの一位獲得阻止のため、代わりに、歌詞からもアーティスト性からも反逆の意味が強く含まれるレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの92年に発売されていたシングル「キリング・イン・ザ・ネーム」に白羽の矢が立てられたのだ。結果、ジョーが一位を逃し、アメリカのバンドであるレイジのかつてのヒット曲がこの2009年、少々うがった理由で返り咲いてしまっている。

Xファクターと言えば、イギリスポップミュージックのファン層に多大な指示を得る一方で、外野からは極度のアレルギー反応を起こす声も多々聞こえる。

しかし、たとえこの番組の一連を誰かが嫌おうとも、そのアンチ活動さえ社会現象になってしまうXファクター。来期の開催がいつになるのか、ポール・マッカートニーからエミネムまでがゲストに顔を連ねる可能性が噂されるなど、このイギリス全土だけでなく世界中を取り込む現象は、今後いつまで続いて行くのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 一平インディ)